私達がわかるわけのないもの
神様だけが知っている
なら天寿が突然な理由を
神様は黙っているのが哀しい

この道の先に　君がいなくても
私は　生きてくから

日差しだけの晴れ間
虹がなくて残念だと溜息
雲間の空は　群青で
碧だけは見つけたと
蒼だけはと　君からの言葉

私は　窓から覗き込む　とにかくそうした
窓越しに見えるのは　水面に光を反射させる海
水面の光に　君の心からの輝きがありますか　
晴れないと　海が見られない
だから　君の心が晴れてますように
私は　そう祈り　窓から本へ目線を移した

赤い糸は命の糸
血と同じ色をしている
絡まり千切られても
また別の誰かと繋がる
赤い糸は命の糸
命がけで誰かを愛し愛される
真紅に命が紡がれて
緋色に世界を見渡した