人間という生き物は興味深い。

なんでもないように顔作って

誰もがみんな悩んでたりする。

誰もがみんな悩みを持っているのに

誰もそれに触れようとしない。

本心を笑顔の裏に隠すから

手遅れになる。

その上手遅れになった後

それを問題視する。

悩んでるのを知らんぷり

悩んでるのに話さない

誰もがみんな手を差し伸べて欲しいのに

助けないなんて人間のことは

いつまでたっても理解できない。

ほら今日も誰かが空から落ちてきた。





─────『誰もがみんな』

花屋さんの前を通りかかった。

私は白い薔薇と青い薔薇の花束を見ると

彼を思い出す。

彼から花束をもらった時

ホントに嬉しかったことを

今でも忘れない。

でも彼はもう此処には居ない。

花束を見ると

嬉しかった気持ちと悲しい気持ちを

思い出してしまうから

私は花屋さんを見るのをやめた





─────『花束』

今日がいい日になるように

スマイルを窓ガラスに描く

この絵が私のルーティン

ただの暗示だけど

今日がいい一日になる気がしてる





─────『スマイル』

どこにも書けないこと？本音とか？

アンタとなら本音話せる。

とか所詮建前でしかないでしょ？

その時はウチも本音話せる。

とか言って同意するけど

本音なんて人に言うもんじゃない。

って自分は思ってたりする。





─────『どこにも書けないこと』

時計の針が11時を指してて

いつもじゃ有り得ないくらい

早く飛び起きた。

やばい遅刻

急いで身支度を整える。

天気予報を見るためテレビをつけた。

〇月〇日土曜日8時になりました。

アナウンサーの声で私の動きは止まった。

...8時。しかも今日土曜日。

休みじゃん。

遅刻しなくて良かったと思った。





─────『時計の針』