「また、ここにいる。」
「うわぁ。何でいるの?」
「うわぁじゃない。授業始まるから来たんだよ。」
「優等生くんは早く教室に戻りなよ。
私は絶対行かないよ。てか一緒に居ようよ。」
「もうほら、立って」
「やだ」
「立って」
「やだ」
「立って」
「やだ」
キーンコーンカーンコーン
「あーぁ優等生くん授業始まっちゃったね。
今は入間先生でしょ。じゃあ行っても無駄だね。
すっごい怒られるから。共犯者になろ!」
「すごい笑顔で言うけどサボるの悪い事だからね。」
「とか言って座ってんじゃん」
サボる時間も君と一緒に居られるなんて
嬉しくなっちゃうね
─────『君と一緒に』
冬晴れの空が好き
寒いからなのかいつもより
空気が澄んでいるようで
気持ちがスッキリするから好き
少し大きく1歩を踏み出して
感じる風も好き。
今日はどんな一日が待っているかな?
─────『冬晴れ』
「おはよう」「おやすみ」を言える相手が居ること
一緒にご飯を食べる相手が居ること
困っている時に声をかけてくれる人がいること
幸せとは一緒に笑い合える人がいること
幸せとは自分を支えてくれる人がいること
─────『幸せとは』
早起きして見る価値があるのか?
そんなこと思いながら
僕はいつものメンバーで日の出を見に行った。
まだ日も出てないから寒かった。
防寒もあんまりしなかった僕に
マフラーを譲ってくれた。
思ってたより人が集まっていた。
少したったら日の出らしい
友達と話しながら日の出を待った。
僕は初めて日の出を見た。
眩しくて綺麗で
僕は見る価値があるかなんて疑ったのが
間違いだったと思った。
新年初めての景色がコレで良かったと思う。
来年もこのメンバーで見に行きたいと思った。
─────『日の出』
「今年の抱負は何?」
「え〜絶対恋人作りたい!!」
「いやいや,ふざけないで答えてよ」
「ふざけてるわけじゃないけどそうだな〜
うーん今年は受験生だからしっかりしていきたいかな」
「へ〜ちょっとまともじゃん」
「そっちは抱負は何にしたの?」
「私はだいたい同じ。
受験生だし勉強しないといけないし
かと言ってめっちゃ遊びに行きたいから
メリハリをつけることが抱負かな」
「今年も頑張らないとね」
「うん,お互い頑張ろう。」
─────『今年の抱負』