もしもの話
私が何も覚えていられなくなっても
さよならは言わないでくれる?
あなたがもし私の知識だけに恋をしているなら
さよならは言わないで離れて欲しいの。
さようならを言われてしまうと
悲しくて何も出来なくなってしまうから
もしもの話
空っぽになった私でも好きでいてくれるなら
さよならは言わないで私のそばにいて欲しい
─────『さよならは言わないで』
光と闇の狭間で僕は何を見るだろう
ここはどこなのか
僕はどっちに進めばいいのか
全く分からないままそこにいた
光の方は眩しすぎて
闇の方は暗すぎて
僕は1人光に向かって進むことにした
ここから何が待ってるかを知らずに
─────『光と闇の狭間で』
あなたが好きだから
ずっと背中を追いかけた
あなたは振り向くことも
立ち止まることもしなかった
それでもちゃんとついていけたら
褒めてくれる
そんな距離感でやってきた
そんな距離感でやってきたのに
あなたのうしろを着いていつだけじゃ
あなたは振り向くことも
立ち止まることも
立ち止まることもしないから
これはただの自己満なんだって気づいた
貴方に惚れてもらいたくて
ずいぶん前を走ってる貴方に落ちて貰いたくて
後ろを歩くのを辞めた
いつかあなたの隣を歩けたら
この距離を縮められたら
もっと褒めてもらいたい
─────『距離』
「なんで君が泣くの」
少し笑いながら僕は言う。
「...そっちこそなんで笑ってるの!」
泣きながら怒る君が言う。
僕はもう長く生きられないみたい。
今はここを走り回れるくらいには元気なのに。
僕はきっと現実感がないから泣かなかったんだと思う。
「あなた長く生きられませんよ」
なんて言われてもピンと来ないし
「あぁそうですか」ぐらいで受け流した。
君は違うみたいだね。
でも人は皆死んでしまう生き物だから泣かないで。
僕は君と今を楽しみたいよ。
─────『泣かないで』
最近風も気温も冷たくて
冬のはじまりを感じた
私はふと登校中の高校生を見る
あんなにスカート短くて寒くないのかなとか
数年前まで私も高校生であり
スカート短くしていたのだが
改めて寒そうに思えてしまう。
今日はうちの子たちも彼も早く帰ってくる日
お家暖めておかないと
─────『冬のはじまり』