木弓るん

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10/24/2023, 2:56:15 PM

行かないで

伸ばした手は届かず
足はもつれて動けない
どんなに子供のように泣きじゃくったって
振り向いてすらくれなくて

貴方にとって
私のこの言葉がどれだけ残酷か
わかっている

だけど

私にとっては
貴方を失うことがどれほど苦しいか

貴方もきっと理解している

だからこそ
貴方は私の言葉に耳を貸さず
振り切るように
断ち切るように

行ってしまう

10/23/2023, 10:30:45 AM

どこまでも続く青い空

眩しさに目を細め 手をかざす
指の隙間から見えるのは 青
どこまでも透き通った青い空

この空はどこまで続いているのか
離れてしまった君も
同じ空の下 どこかにいるのだろうか

思い立って 立ち上がる
どこまでも続く青い空のその先
見つけるための旅に出る

君のこと 見つけられるだろうか
君に この思いを届けられるだろうか

10/22/2023, 10:58:02 AM

衣替え

木々が色付くのに合わせて
道行く人々の装いも変化していく

クラシカルなコート
色鮮やかなストール
チェックのスカート
フリンジ付きのブーツ

この季節の装いが好きだ

私も早く帰って
衣替えをしよう

10/21/2023, 11:58:15 AM

声が枯れるまで

とにかく声を上げていた
見栄も外聞も捨てて
叫ぶ
君の名を
君への想いを

君はいつだって努力していた
誰もいなくなったグラウンドで
誰もいない河原で

頑張った君が一番になってほしい
頑張った分報われてほしい

勝ってほしいから
力を尽くしてほしいから

私も
全ての想いを込めて
声が枯れるまで
声援を送り続ける

10/20/2023, 10:47:31 AM

始まりはいつも

始まりはいつも突然
その時の気分
目についたもの

テレビで見かけて
編み物を始める
可愛いノートを見つけて
日記をつけ始める

思えば私たちの付き合いも
何だか突然始まったよね

ただ他のものと違うのは
今だに終わる気配がないことかな

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