3/23/2023, 11:41:03 AM
特別な存在―――
私にとっての特別な存在は
君だった。
君はどうだったんだろうか
あまりにも突然すぎる別れのせいで
この想いを伝えることはできなかった
いや、別れなんか無くても私にそんな
勇気は無かったのかもしれない。
でももう、どう頑張ってもこの想いを
伝えることはできない。
もう、君に会うことはない。
そう考えると、涙が溢れ出して止まら
なくなる
なんで?
なんでこうなったの?
何でもするから
この身を捧げたっていい
だから
お願い
3/22/2023, 4:58:14 AM
お母さんが眠っている間に、妹と二人で家を抜け出した。
ニュースで今日は流星群が見られる日だと知り、こっそり計画していたのだった。
学校の裏山の木と木の間を抜けて、少し広いスペースに出る。
そこに持ってきていたレジャーシートを広げ、2人で並んで寝転がった。
レジャーシートが思ったよりも小さく2人の体の大半がはみ出てしまい、思わず笑ってしまった。
改めて空を見上げると、そこには満天の星空が広がっていた。
しかし流れ星はいっこうに流れてこない。
てっきりアニメみたいに目で追えないほど流れてくるものだと思っていたので、少しがっかりしてしまった。
それに比べて妹の方は満足げに目をキラキラさせて星を眺めている。
確かに星はきれいだ。
毎日の忙しない日々と比べるとこっちの方がよっぽど良かった。
いっそのこと、このまま死んでしまえたらいいのにと思う。
いつものような暗い気持ちで終わるよりも、この幸せな気分のまま死んでしまった方がいいような気がした。
「2人ぼっちだね。こうしてると、自然と統合されたような感じになる。」
「……、たまに難しいこと言うよな。」
「そう?」
そうだよ、と言って、少しだけ無心になって空を眺めることにした。
その時、空に白い線を描いて、流れ星が流れた。