的確に胸を貫いて
容易く心の本当に触れる牙

傷付けない言葉は
それが出来ないで困ってる

どうにかして届かないか
この思いがあなたを責めたとしても
これしか僕に無いから
解っていて 尚 捜してるんだ

届いて

今を塞いで その眼に何が見えるの？
右眼にかつての日 左眼はかつての夢
どちらにも行けないね

眼を閉じてみたって 聴こえるはずさ
君が生きるべき世界の音がその耳に
さぁ、眼を開けなよ

今度こそ 見えるだろう
この世界が どれだけ明るいか 解るはずだよ

魔法を込めた小指のような、
夢を預けた遠いあの星のような、
クリスマスの夜のような、

幼いワクワクもドキドキも、
化けの皮剥がれた未来にはない。

それでも性懲りも無く、
願わずにはいられない生き物。

空が顔を赤くして
見られたくないからと
夜の闇で隠す

悲しい時には雨
溜め息で太陽を遮ったり
自由気まま

機械以上に
気が狂いそうな程
正常に働く世界

窮屈に思うけど
不自由でも自由なんだ
これからもそう

青が赤へ

赤から黒へ

変わらずキラキラしている

掬い上げて

やっぱり触れない事を実感

声もきっと

似たようなもの

地球の裏側からでも運ばれる

波の音みたいに容易く

届いたりしたら良いのにね