6/30/2025, 3:50:55 PM
締め切った窓の下、
ミミズみたいに揺れる光の線が、
この部屋の暗さを教えている。
ドアは薄く、それでいて丈夫。
冷たいドアノブは、無駄に重たい。
膝を抱えて何を見ているの?
一人に慣れたつもりの人。
6/29/2025, 3:12:29 PM
空も海も青だけじゃあ、
つまんないわ。
私が神様で、
世界に色をつけるなら、
まず空はピンクに、
海は黄色にするのに。
だって、
その方が楽しいじゃない。
6/28/2025, 4:32:16 PM
水面の宝石がキラキラ
人ごと街を写した影絵が
ボヤける事なくハッキリと
間もなく三角形
夜明けは早い
灼けた道路に夏の音
6/27/2025, 3:01:54 PM
転んだ弾みに間違えた行方は、
来る予定などなかった、
知らない世界。
面白い事に、
どうやら居場所は、
用意されているらしい。
6/26/2025, 3:06:57 PM
言葉は知ってるし 意味だって解るけれど
どこか現実味が無い
その声が最後で 今も思い出になれず
夜を越えた場所まで着いて来た
見落としたものは やはり見落としてて
再会は叶わぬ瞼の裏
時計とカレンダー 奪われてゆく幽霊
蘇ったらまた会いましょう