回り道を丁寧に歩いたのは
間違える事はない
そう信じたかったから

避けようとしてぶつけた体
動けなくなった
どこにも行けない迷子

ずっと先まで見えている瞳
ここが最後じゃないって
魂が歌っている

どうするべきか
本当は知っている

生きてきたから
生きてきたなら

置いていかれても多分大丈夫。

目的地も帰る場所も覚えているから。

通り過ぎる微風のようだ
故に掴む事は叶わない

離れてゆくのは
どっちなんだろうね

勇気の歌よ
旅立つ人へ届け

出来るなら僕のすぐ側で

これで最後。
そう思ってから、また一歩踏み出す。
自分でも不思議なんだけど、
諦めるのはどうも得意で、
やめるのはどうやら苦手らしい。

隠れて名前を呼ぶ。

いつもと違う君の名前。

一人なのに、それでも顔が熱くなる。