混ざりきらない雲が、空に溶けてゆく。

相変わらずの青さで、底なんか未だ見えない、

小鳥は溺れる、無関心な太陽。

影を落としているとも知らずに。

それにすら気付けないなら、私きっと大丈夫。

言いたい事は山程あるのに、
感情は、あんまり種類がない。

何をどうしたって同じで、
使う言葉を毎回変えてみたり。

伝えたい事、伝わってるのかな。

置いていかれるのは嫌だから、
追いかけてきたんだよ。

そしたら、振り返った先には誰もいなくて、
ああ、そうか皆、

ただ必死だったんだな、って。

知らなかった世界を終わりまで見て、
くたびれた足とはつり合わないな。

急かされるようにして次のステージへ。

解らない事ばかり増えていく。

覚えて、慣れて、紛れて、消えて、
いつまでも世界に似合わない僕。

帰り道は後ろから消えていく

落としたものも拾えないままで

残酷にも続いていく

止まったら飲み込まれそうだから

逃げるように合わせて

ただ前へ