鏡の中
他人のような自分
見つめ返せず
逃げた瞳

一人の夜に耐えて、

青い、青い、あの空に、

ただただ、溺れていたい

孤独の内側 こっそり 舐めてる
苦味を増した その分だけ 思い出は甘い
気付かないフリさえしてれば
気付かれないと考えてる

訪れる選択も 誰かに任せた
自分で選んで来た訳じゃないからと
諦める理由にする卑怯者
隠したナイフを無駄に尖らせて

隣人の顔も知らないコタン
大して頑張ってもないけれど
努力のアピールは 一人前に出来るから
褒めて欲しいと 黙ったまま願う生き物

新しい靴音も慣れた響きへ

昨日も子供で そのまま迎えた

何度目かの朝には大人に

舞う花びらの行方

香りごと 白黒の５月の手

疲れて休んだ事なんか
無かったかのように
ヘタクソな地上絵の
その続きを描いている