バチって火の粉が
ふわり 落ちた先
それが夢の始まり

あの時 目の前で
弾けた炎を探した

凍えた道 真っ暗でも
大丈夫 それに負けない
熱がそこにあるなら

踵浮かせ 愛の真似事
羨ましくて もどかしく
とにかく 憧れていた あの頃

開けた扉が 前より重い
気のせいにしていた
次の話を 語ろうか 君が眠った後にでも

最近はどうだ？ そんな書き出し
ペン先と迷路 こんなに小さい
紙の上ですら 迷えるよ

一人の時間に隠れた傷が 分けられるのは言葉だけ
それでもいいから 持たせてくれないか
同じじゃなくても お揃いくらいにはなれるだろう

僕が僕にした約束 君が僕にしてくれたように
出来れば無い方がいい でもそうしたい
それくらい嬉しかった事 教えたいぞ ありがとね

子供が無邪気に花を摘む
踏まれた花とどう違うだろう
憧れをなぞるだけの毎日
少し寄り道も良いんじゃない

行きたい場所に×印をつけて
見た目通りに僕らを拒んでも
平気さ、まだ地図は殆ど白い

汚れと重なって見えない現在地
新しい地図をくれないか
そうすれば迷わずに居られると思う