6/22/2024, 1:31:35 PM
昨日をなぞるように 星は廻る 人は続いていく
終わらせた夢の後 捨てられない靴の事
溢れる程の空っぽ 引き摺ってでも
ただ何となく 今日も僕を生きてみる
6/21/2024, 1:13:43 PM
十人十色でここにいて
透明で見守っていて
6/20/2024, 4:23:37 PM
あなたがいたから 生まれた心の穴を
どこにも置けないで 歩かなきゃいけないみたい
思い出すまで 忘れないから
名前を持たない この気持ちが 名前と出会えた時は
ありがとうって ただ一言 そう伝えたい
6/19/2024, 4:13:08 PM
秘密基地の中 足音ふたつ
触れた肩が熱かった お互い聴いた呼吸の事
こんなに近いのに ずっと遠い
沈黙さえ愛しかった 目は合わせないまま
何も言えなかったから
出来るだけ 側にいる事を選んだ
6/18/2024, 5:51:49 PM
タイトル【落っこちた】
文字数 380文字くらい
見えていた景色が一瞬にして上り、そして豪快に地を鳴らす音を耳にすると、それは真っ白に、或いは真っ黒になって、私の世界から消え去ると同時に、再度創造された。瞬きするよりも早く、短い一瞬間のことである。
気が付いた頃には、私は悶絶躄地していた。
何が起こったのだろう。
そんな思考に応えるかのようにして、背中から鈍い痛みが生まれた。いや、ずっとあったのだろう。まるで記憶のように、それはずっと躰に残っていたのだ。
不思議なもので、翻筋斗を打った時でさえ、姑息ではあるものの躰はちゃんと呼吸をしている。それが却って苦痛なのだが、無意識的に行っているのを見るに、生きるには必要なことなのだろう。ただ惰性と云えばそこまでである。
「だから、一番高い鉄棒はやめとけって言ったのに。カッコつけやがって………」
朦朧とする意識の中、聴き慣れた声で誰かがそう云った。