11/28/2023, 11:32:51 AM
タイトル【未完成】
文字数 300文字くらい
ある男がいた。
彼はいつもどこか抜けていた。
例えば食事。彼はいつも一品だけ食べ残す。
例えば本棚。並んだ本は何故か最終巻だけがない。
例えば映画。エンディングが流れる前に退場する。
例えば服装。ボタンはいつも一つだけ外していた。
例えばつめ。いつも指一本だけ切らずにいた。
例えばパズル。いつも1ピースだけ欠けていた。
「どうして、そんなことをするの?」
ある日、誰かがそう尋ねた。
すると、
「こうすれば、いつまでも完成しないだろう?」
と揚々と答えた。
「完成すれば、終わってしまうからね。終わるのって寂しいじゃないか。だから僕は、終わらせないために完成させないことにしているのさ」
11/27/2023, 10:43:03 AM
愛情とは支配に似ている。
11/26/2023, 11:39:50 AM
微熱。
躰は熱いのに、
肌寒いのはどうしてかしら。
意識はボンヤリしてるけど、
意外とハッキリしてるのはどうしてかしら。
安静にしてるのに、
苦しいのはどうしてかしら。
不思議 不思議 摩訶不思議。
不思議 不思議 あら不思議。
11/25/2023, 12:02:37 PM
昨日の延長 間違い探しみたいな今日
太陽の下 お馴染みの言葉で生存確認
11/24/2023, 10:54:21 AM
縮んだセーターを見て分かった、
洗濯の難しさと親の苦労。