ぼくらは運命共同体
肩を濡らしたほうが惚れてるなんて言うけれど
濡れてない肩のほうが気になって
そんなの気にしていられない
折りたたみ傘を投げ捨てて2人とも空に放り出されたら
そんなの関係ないくらい
ぐちゃぐちゃに雨と混ざり逢ってしまうのにな

手のひらの上の星空を覗くと

コトバが地球に飛び込んできた

コトバは大気とぶつかって

チリになったコトバは

最後の煌めきをおまえに魅せる

言葉はそこに残るけれど

その感動は
その衝撃は

ただその一瞬に光る

でもさびしくなったら戻ってきて

おまえがそれを忘れたとき

コトバはもう一度

燃えつきる

嫉妬するほど鮮やかで
濡れた重いまぶたを開かせる
スポイトしたその色を
僕のカラーパレットに加えたいけど
やまない雨が水に溶かす
僕が必死にキャンバスに閉じ込めても
大きく滲んで花を咲かす
染み込んだ色は手から零れて足下に落ちて
また来年
この季節
みんなにいい顔をする

好きな人と急に海に行きたい
好きな人とおしゃれなカフェを探したい
好きな人と満開のネムフィラを見に行きたい
好きな人と一晩中カラオケで歌いたい
好きな人と夜の公園でブランコ漕ぎたい


贅沢すぎるかも

ほら時間だよ
起きないと遅れちゃうよ
朝ご飯食べよ
大丈夫外は明るい

君が喜ぶように
おしゃべりなすずめも
世界を反転する朝露も
君を包む風も
みんな起こしておいた
大丈夫外は明るい