「ごめんね」
信じてあげられなくて
どうしようもなくて、ずっと悲しい。
もう消えたいくらい苦しくて辛い。
理由がわからないから余計に、
抱きしめてあげたくてもできない。
わたしがわたしから離れたら
誰も居なくなっちゃうから、
頑張るから待っててね
でも…
ねえ、信じてあげられなくて
ごめんね、
だけど
お願いだから消えちゃだめだよ。
「久しぶり、覚えてる…?」
忘れるわけない、
あの日、跡形もなく姿を消した君。
その夜、君を想って涙を流した。
アルコールのせいなのかな、
ふわふわして夢みたいな、
嬉しさと驚きと全部が混ざったそんな瞬間。
あと1分遅かったら、
もう一生会えなかったそんな奇跡のお話。
この第2章を大切にしたい。
きっと幕が上がる。
#恋物語
「優しくしないで」
感情がぐちゃぐちゃになったとき、
君の優しさを求めてしまう。
君はただただ温かい人だから、私が不安に陥ると心配してくれる。
(きっとみんなに平等で、だれが泣いてても慰めているんだろうな)
その優しい声と心配してくれる君の気持ちに幸せを感じちゃうから。
私は君じゃないと駄目なのに。君じゃなきゃ安心しないのに。
(もう優しくしないで)
甘えてしまう自分が嫌いになるくらいなら、君の優しさは苦しいから。
だけど、そんな関係でも君といたいから。
偽りかもしれない優しさでも、
一緒にいたい。安心したい。
ほんとはもっと優しくされたい。
その優しさは私だけがいいな。
目を瞑って楽しいことを考える
いつの間にか眠りについて夢を見る
疲れすぎていると行けないけど、
たまに連れていってくれる。
ずっと笑顔で楽しそうにはしゃぐ
大好きな人が隣にいたり、
まだ知らない誰かがいたり、
だけど幸せな場所
目が覚めてもそんな場所で、
楽しい毎日が過ごせる日は来るのかな
どんなに幸せなんだろう
「楽園」
風に乗って
フーっと息を吹きかけると
たんぽぽの綿毛がふわっと風に乗る
あたしはそれが楽しくて何度も何度も飛ばしてた
お母さんは言った、
「まってそんなにやらないでーー!」
なんでなんで!たのしいよ??
公園なら許してくれたのに…
庭の草むしりをしてるお母さんを尻目にぶちぶちと、
たんぽぽの綿毛を取ってたあたし。
草むしりを手伝うようになった数年後、
あのお母さんの悲鳴が何だったのかやっと分かった。
_庭になぜかたんぽぽが増えていたのだ。