古﨑 深裕

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11/11/2021, 10:41:44 AM

2つの翼を失った。

1つは残酷に毟り取られてしまった。

家族に友人に、他人に。

人々は私を好奇の目で見る。

「あぁ、なんて醜いのだ」と。

だから私は、もう1つの翼も

毟り取ってやった。

死にそうな痛みに襲われて、

でもそれが嬉しくてたまらなかった。

「これでやっと、解放される。」

翼を失った私は何にもならない。

私は一人だけなのだと。

唯一無二 の存在であった。

自由を手に入れたはずなのに、

何かがおかしい。

好奇の目すら向けられない私は

誰にも看取られず、

ひとりであの広い青空へ飛んだ_

11/8/2021, 10:05:24 AM

生きること、死ぬこと
どちらにしても
私には意味のない無価値なものだと
選ぶことの出来ない選択なのだと

11/7/2021, 9:55:08 AM

柔らかい雨ですら痛いと思う。
まるで誰かの視線のように
鋭く刺さる。
グサッ。
血のように止まらない涙が溢れる。
明日が晴れでもこの雨は忘れない。