どうしたって
きみがいちばん
輝いてみえて
僕にはこんな
ダサい歌を
歌うことしかできない

月が綺麗でも
星が流れていても
きみがとなりに
いないならば
また冬へ1日が
進んでしまうだけだ

明日も会いたい
木漏れ日の跡
天使がうとうとしてた
たぶんそれが幸せ

たとえ言葉を
忘れたとしても
天使がふらふら笑う
たぶんそれが幸せ

それが幸せ

5分おきに瞼の裏
オレンジ色に光るの

いつまでも
針が進まない
午前4時の窓際で

期待してた？
いやそんな
はずはない
だってわたし

分かっていたことを
つらつら
並べるのはもっと
かっこ悪いなぁ
分かっていたことを
ずいぶん
何度も後悔するなぁ
恋というやつは

仕掛けたばかりの恋に
これほど足をとられるなんて
馬鹿みたいだ
いい歳こいて
いい夢みて
おいそれと頬を染めて

いつかあなたのことを
歌にしたり
本に書いたり
おもしろおかしく
笑いながら私は
きっと泣いているんだろう

何も手に入れていないのに
ただ身にだけ沁みる
どこにも救いがないことと
行き止まりの自由が
自由ですと名乗って
私を見て笑っている