静かな夜明けを待とう
たぶんもう少し
あと少しで
無理やり剥がした
心が報われて
ちゃんと
息ができるようになるから

逆らえない時の流れに
この愛でなら
耐えられると思っていた
そんな大層なものが
どうして散っていくのか
いったい何が
心と心
繋ぎ止めるのか
分かる日が来てほしい

幻想だ
そばにいたことも
同じ道を歩いていたことも
今となってはすべて
夢だった気がする
それくらい
もう誰も欲しくはないし
誰かに会いたくもないし
分かってほしいとか
思う気もなんないよ

季節が巡り
思い出ばかりが
どんどん綺麗になる
もう２度と
戻れないことは
知ってるんだけど
ゆっくりと確実に
老いていくことに
恐ろしいほど
実感がない