「冬になったら」

冬になったらまた来よう

澄んだ空気の街中で彼が言う。

彼はもういない

春、夏、秋一度たりともその言葉を思い出さなかった。


____冬がきた。

澄んだ空気と街中

『冬になったらまた来よう』

彼の言った言葉を思い出させる。

(秋風)

秋
疲れが溜まってきた。

つい、こんなことを考えてしまう。

「飽」き

「諦」め

こころの「空」


きっとこれは「秋」風のせい。

「また会いましょう」
って言う相手ほど、また会うなんてことない。

[スリル]

「皆が静かな教室で叫ぶのスリルあってなんか好きなんだよね～爆笑爆笑」

こんな変なことばかり言って盛り上がってた学生時代。

飛べない翼

飛べない翼ってなんだろう。
ニワトリのこと？ペンギンのこと？

それとも私のこと____？

そんなことを言ってる間はただ翼を休めて
今は飛べる日を待つ。

ニワトリもペンギンも私も、

いつかは絶対飛べるんだから。