3/15/2023, 1:19:16 PM
『星が溢れる』
星が溢れる
そんな夜
涙も溢れる
夜空見上げて
虚しさと哀しさに
押し潰されていた
流れ星が黒いキャンパスをつたう
涙の雫が赤い頬をつたう
或る世界に無数の輝き
或る世界に虚空の凹み
憂う言葉を受け入れる広い寝室
惑う言葉の反響する狭い密室
今私は何処にいるの
2/17/2023, 12:21:47 PM
『お気に入り』
ゆめみたいな
あのおかのうえで
はなにまみれながら
ゆらゆらゆら
ひがさして
てんきあめ
にじもみえて
あっというまの
ほしふるよる
それでもいろあせることのない
りんとしたはなばながさく
このばしょが
わたしのおきにいり
ゆらゆらゆら
いつまでも
おどっていられそうだよ
1/14/2023, 1:01:45 PM
『どうして』
たいせつならいきゃくひとり
とんとんとん
とんとんとん
たのしみにしていたおかしひとつ
もぐもぐもぐ
もぐもぐもぐ
たくさんあそんだぼーどげーむ
ころころころ
ころころころ
そして郷愁に暮れる日々
紅に暮れる昏れた空
他愛もない会話すらままならない
「今何処で何をしていますか」
滴る涙に悲哀の念
1/14/2023, 9:42:27 AM
『夢を見てたい』
幾つもの雫を纏い
永遠に憧れた
彼方煌めく空へ
星の飛ぶ速さで
風を切り空高く舞う
幼い頃誰もが夢見る
あの星の夢へ馳せて
際限ないまで広がる世界の中心で
一生の夢を捧げ祈った後に
唯唯一の星の夢に成り代わる
幾万幾億の夢の旋律を撒いて
恒久の想いを漂わせる
ただ今は無数に輝く星々に
永遠に憧れてしまっていた
ある種夢は幻となる
星を旅する王子様や
銀河を駆けるあの子達
それらが愛しく妬ましく想えた
未だ私の夢が堕ちてパチパチ弾けていく
いつしか涙も紛れ込み
暗闇の中でまた思う
「夢を見てたい」と
1/7/2023, 11:01:44 AM
『雪』
ひとつ
またひとつ
まいおりる
ひとつ
またひとつ
すぐとける
ひとつ
またひとつ
ほおをくすぐる