言葉の世界

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5/25/2024, 5:30:20 AM

泣くのが嫌だった
弱いのが嫌だった
泣かないことが強さだと思っていた

味方なんて誰もいないと
信じられる人なんていないと
心に蓋をして 自分を守っていた

なのにずっと 一緒にいてくれる唯一を求めていた

今なら君を抱き締められる
大丈夫
弱さを受け入れて 誰かを守る強さを持てた
大丈夫
誰もいないと思い込んでいたこと
色んな人に守られていたこと
気付けたよ
大丈夫
どんな君も君だからと
共に歩むことを決めてくれた人がいる

今なら君を抱き締められるよ
ひとりぼっちだと泣いていた あの頃の君を

#あの頃の私へ

5/23/2024, 1:57:20 AM

泥だらけになるまで遊んだ 小さな頃
終わりを告げる鐘の音が寂しかった

もっとずっと一緒にいたくて
楽しい時間が続いて欲しくて
泣いてしまいそうな時もあったよね

繋いだ手をぎゅっと握って 俯かせた顔
それでも
君の明るい言葉と笑顔が僕を満たしてくれた

これはきっと魔法の言葉
笑顔になれる希望の言葉

#また明日


5/17/2024, 12:53:03 PM

静寂と暗闇に包まれた街
月明かりだけが輝く空

時折響く 車の走る音が
時間の経過を教えてくれる
静かな部屋の中で一人

ここにあるのは安らぎだろうか
それとも不安だろうか

真夜中の魔物に心脅かされずに
いつか眠れたら

#真夜中

1/28/2024, 12:07:37 PM

帰りたくなるよ
さよならを決めた あの街へ

足が止まる度に
僕を呼んでくれてた人の声がする
懐かしい声がする

朧気な記憶の中で笑う
貴方の姿が 僕をあの頃に戻すんだ

戻りたいと 帰りたいと
叫ぶ心を それでも押し殺すのは
僕が笑うのは

置いてきた過去に胸を張りたいから
置いてきた貴方に恥ずかしくないように

#街へ

5/20/2023, 8:58:41 AM

考えたくなかったよ
こんな風に消えてしまうなんて

どんな言葉を投げかければよかったの
どんな優しさを与えればよかったの

どうすれば君を引き留めることができたの
僕の傷になることが君の願いだったの

止まらない涙を望んでいたの
永遠に癒えることのない
傷痕として遺ることを願ったの

きっと違うと思いたくても
僕はもう思えないよ

#突然の別れ



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