【秋恋】
落ち葉舞い散る街道で
すれ違った君に恋をした
降りしきる銀杏の黄色と
君の黄金色の毛
ピンと立った耳
やや前のめりの姿勢
くるりと丸まったしっぽ
君の後ろ姿に何度声をかけようかと思ったことか
ぐっと堪えて君を見送る
君にはもう決まった飼い主がいるのだものね
ああ、せめて、ふわふわの柴尻を目に焼き付けておこう
願わくば明日も君に会えるといいな
【大事にしたい】
誰彼も私に投げる言葉は
いつも小さく私を傷つける
かすり傷だ
しかしそれは無数に数を増やし
いつしか私のこころ全体を覆う
かすり傷だと云って自分を守ってこなかった
自分が悪い
だけども、周りを恨まないではおれない
バカやろう
ふざけんな
人に任せるな
自分のことは自分でやれよ
あわよくばってのがミエミエなんだよ
もーどーなっても知らんからな
…なのに、気になって気になって、結局、手を出してしまう
意気地無しの臆病者なのだ
そのせいで、今まさに私は息も絶え絶えになっている
なんで自分のことは大切に出来ないのだろう
だれか教えてくれないか…
【書く練習】
今日で120回
何を書こう
毎日書くことをルールとしているが
最近だれてきた、ネタ切れだ、めんどくささが出てきた
長く続けている人たちはどうしているのだろ
アイデアの出し方
モチベーションの上げかた
だれか教えてほしい
最近は物事にたいして一律やる気がでないんだ
はじめは楽しかった書く練習も今はちょっとしんどい
休むという選択しもあるが、唯一のルールである
毎日書くということを止めたらもう書けなくなりそうで
不安になる
どうしたら良いものかー
【夜景】
最上階のレストラン
ほらみてごらん
わぁーすてき、まるで星空のようね
君の方が素敵だよ
きゃー
別の階、別の部屋
おい見てみろ、夜景が星空のようだ
わー、この明かりの数だけ働いている人々がいるんだなー
願わくば、皆が心穏やかに安らげる日が来ることを願おう
そうだな…で、この書類なんだが…
同時刻、同じビル、別の階、語られる会話
夜景って、ようはみんな働いてるんだろ
綺麗というより気が滅入るね
【花畑】
辺り一面に色とりどりに咲く花たち
私はこれを美しいと思えない
いや、正確に云えば、花は美しいと思う
一般的には、一面に広がる花畑を見ると美しさに感動するだろう
しかし私は
ああ、花が群生しているな
としか思えないのだ
感動がわかないのだ
ただそこに在る
それだけ
こんな自分は、何か欠けてるのではないかと
花畑を見るたびに思い出す