「好きな色」
小さい頃は単純に「メロンが好きだから緑が好き」と言っていた僕。
ある時から青が好きになった。
あまり目立ちたくない人柄で、戦隊モノで言うなら、よく主人公になるレッドよりも、物静かでクールなブルーになりたいと思ったからだ。
活躍する誰かの傍で、淡々と支えるような人になりたい。
「あなたがいたから」
あなたがいたから好きになれた。
あなたがいたから強くなれた。
あなたがいたからここまで来れた。
あなたは僕の支えです。
あなたにとって僕は支えになれていますか?
「相合傘」
相合傘は同性とはたまにするけれど、異性とは一回か二回しかない。
それも偶々同級生が困っていたから入れて上げただけで、そこに恋愛の文字はありませんでした。
それでも、やはりソワソワするような何かは感じました。
意識してない相手でもこれだけの効果があるのです。
少しでも意識があったならとんでもないことになっていたでしょう。
傘というアイテムは、距離を縮めるのに最適なものなんだなと僕は実感させられました。
「落下」
落下する夢を見る時がある。
その夢はやけにリアルで、確かな浮遊感もあって、起きると汗で体が濡れているなんて事もあった。
あの浮遊感はどこで感じたものなのだろうと考えると、一番しっくり来るのがジェットコースターに乗っていた時の感覚だと思い出す。
ジェットコースターに乗ったのはもう何年も前のはずなのに、身体は覚えていて、夢じゃなくてもあの感覚はすぐに甦ってくる。
風が身体に当たり、身体が揺れて平衡感覚が分からなくなるような、あの独特な感覚。
なぜかもう体感したくはないはずなのに、懐かしさを覚えてしまう。
……久しぶりに乗ろうかな。
「未来」
拝啓、未来の僕へ。
僕は過去の自分に、この先もきっと大丈夫だと伝えました。
実際のところはどうなのでしょうか?
路頭に迷ってないでしょうか。
病気になっていないでしょうか。
結婚はしているでしょうか。
夢は叶えているでしょうか。
これからもなんとかなると言い聞かせている僕ですが、それでも先が気になってしまい、不安になる時があります。
今自分のやっていることは先に繋がっているのか。
意味のあることなのか。
僕はちゃんとやれているのか。
……ごちゃごちゃ考えすぎました。
未来はその時にならないと答えられないので、考えるだけ無駄ですね。
どうせ見るなら過去を振り返ります。
前だけを見るのではなく、たまに後ろを振り返ると、過去の自分が残した足跡が見えます。
その足跡は、深くくっきりとしていて、しっかりと踏みしめていたんだなと思うわけです。
やっぱり僕は大丈夫です。
ちゃんと進んでいるようなので、焦らずじっくりいきたいです。