「初恋の日」

僕の初恋は、幼稚園の頃だったと思う。
多分あの頃が一番純粋で、直感で人を好きになれた時期だったと思う。
小学校、中学校、高校と、好きの種類が変わっていって、だんだんと複雑になっていく。
もう一度、あの頃のような単純で、新鮮で、色鮮やかな恋をしてみたいな。

「明日世界が終わるなら」

明日世界が終わるなら……そうだなぁ。
やっぱり、なんだかんだでいつもの日々をおくるかな。
周りはパニックになってるだろうし、自分も冷静でいられないかもしれない。
それでも、もしかしたら世界が終わらないで済むかもしれないと信じながら、当たり前の日々だった時と同じように過ごしていたいな。

「君と出逢って」

『君と出逢って良かった』
『君と出逢って僕はダメになった』
出逢いというのは、良くも悪くも大きな変化をもたらします。
出逢うことで幸せにもなれるし、辛い思いもする。
でも、変化することは大切だと思う。
人は経験して、変化して、大きく太く、大人になっていく。

「耳を澄ますと」

朝耳を澄ますと、雀の鳴き声が聞こえてくる。台所からは、お湯を沸かす音、何かを炒める音が聞こえてくる。
昼に耳を澄ますと、車のクラクションの音や、工事現場の重火器の音が聞こえてくる。
夜になると、それらの音が段々と静かになっていく。
真夜中になればほとんど音はしない。
強いて言うなら、冷蔵庫のブーンって音がするだろうか？
こんな風に、耳を澄ますだけで色んなものが見えてくる。
たまには耳を澄まして新しい発見をしてみるのも良いかもしれないね。

「二人だけの秘密」

二人だけの秘密というのは、相手との関係性を深めるものだと思います。
友情なのか、恋愛なのかは、人それぞれだと思います。
秘密というものは、本来誰かに知られるのは、とても嫌なことです。
それを知られたのなら、相手に近づくしかありません。
そして近づくことで、相手が言いふらす人間なのか、秘密にしてくれるのか、どういう人なのかを考えます。
考えると、相手との会話を望み、その人の、人となりを知っていくのです。
人となりを知っていき、会う機会が増えると、相手の秘密も知ることになります。
そうして二人は運命共同体、絶対に裏切れない関係になっていくのです。