本気の恋というものは、どういうものなんだろう。
"黒くてドロドロしたもの"というイメージを思い浮かべるのは私だけだろうか。
その理由はズバリ、本気で好きと思っているのは私だけだと思うからだ。
私は毎日好きな人に思いをはせ、悶々とした日々を送っているのに、肝心の相手には見向きもされていない。
この点は友情と似ていなくもないが、
恋に至っては、これほど悲惨なものは無いだろう。
#本気の恋
もう終わったと思っていたのに。
アパートの騒音はもう解決したと思っていたのに。あんなに丁重な手紙を綴ったのにダメだった。
朝から晩までコンコンコンコン音がする。
こんなくだらないことに時間を費やしているんだったら勉強しろよと言いたくなる。
同じ大学生として、なんて情けないんだろう。しかもひとつ上の学年であるはずなのに。
すべきことを全部やった結果何も得られないこの感覚。私は喪失感に駆られた。
#喪失感
私の趣味は絵を描くことだ。
8月の始めから夏休みが始まったので、人体についての本を読んだりして人間の体の構造について理解を深めている。
そうして毎日絵を描いているのだが、この絵は私にしか生み出すことが出来ない世界に一つだけのものと考えるとなんだか不思議な気持ちになるのである。
#世界にひとつだけ
私は現在アパートに一人暮らしをしている。
大学の前期が8月の始めに終了し、楽しい夏休みが始まる…!!と思いきや、最近上の階の人の騒音に悩まされている。
どんどん聞こえるその音に、私の胸の鼓動は速くなる一方である。
#胸の鼓動
暑い。
私が住んでいる地域は季節が夏と冬、どちらかしかない。
9月になっても気温約30度をたたき出しているので、夜寝ようとしても暑くて全然眠れないのだ。
寝れずに何度も寝返りをうつ。あっちこっちに動き回るその様はまるでダンスを踊っているよう。
今日もまたパーティーが始まる。
#踊るように