9/15/2024, 12:33:36 PM
LINEというツールがどんなにあたりまえになってもあの子のLINEの連絡先は知らないし
あの子にあたりまえにLINEしてる人がこの世に数十人は存在してることがなんかとんでもないことのように思うときもある
ただ一言お疲れさまでしたとだけ言ってスマホをひらき、君からのLINEにもそろそろ返信をする
˗ˏˋ 君からのLINE ˎˊ˗
8/20/2024, 12:57:03 AM
暑さに項垂れながら
せみが転がってないか
あの子から連絡もないケータイをとりだしライトを照らしながら歩く
アスファルトだけの夏
˗ˏˋ 空模様 ˎˊ˗
5/28/2024, 8:11:01 AM
あの子はずっと敬語で話すくせに、カラオケではわたしの太腿をたたいてリズムをとる。
この可愛い可愛い笑顔は、明日以降きっと見れない。
˗ˏˋ 天国と地獄 ˎˊ˗
5/26/2024, 1:36:21 PM
わたしが残したごはんをきれいにたいらげるのが可愛かった
Tシャツの柄がいつもすこし奇抜なのが可愛かった
部屋の棚にものをきれいに収納してるのが可愛かった
朝の身支度が異様にはやいのが可愛かった
一番上まで閉めたジャンバーに隠れる首が可愛かった
どんなときも楽しく過ごしていてほしいと思うくらい可愛かった
星の数ほどいるなかであの子だけ可愛かった
˗ˏˋ 月に願いをˎˊ˗
5/23/2024, 9:56:34 AM
あの子の家は道路距離としては徒歩10分圏内だが、急な坂の上にある。
今朝家を出る一時間ほど前、あの子はひとりで昨日の夜の余韻にひたりながらわたしに洗い物を押しつけた。一辺50センチほどの洗い場につまれた小ぶりの白い食器は、他人のものとしか思えなかった。
あの子と声を発するだけの会話をしながら歩く坂道は明日もくるには長いなと思った。
たこ焼きが食べたい、とだけ言ったら、あの子は嬉しそうな顔をしていた。
˗ˏˋまた明日 ˎˊ˗