逃げられない
逃げられない
また私は生きている
呼吸をしている
永遠に続く道のように
また息して、また歩いて
どうして?
逃げられない、魂から
ねぇどうして?
どうして人は傷つけあうの?
ねぇどうして?
どうして地球を傷つけるの?
ねぇどうして?
どうして私たちは彷徨うの?
傷つけて傷ついた心の持ち主
枯れ果てて無機質な土の上
求めるものも分からずに彷徨う
濁った空に月が嘲笑う
終焉という名の時代が音を立てて始まる
ねぇどうして?
どうしてこうなってしまったの…
もう手遅れだ、死神のノックが聞こえる
1番愛してる、1番大好き、1番かわいい
そんな甘い言葉に心が踊る
気まぐれで、秘密主義、一匹狼でひねくれ者
だけれども、優しくて、甘くて、魅力的
こっちが夢中になった頃に消えて、諦めかけた時また現れて、夢中にさせる
拗ねようが、落ち込んでいようが、糸を操るみたいに人の心のほつれを直す
そして、どれが本心でどこまで真実なのか、美しく少しニヒリズムな笑みで何も答えない
俗に、魔性の人間ってヤツだろうか
時々見せる、私には届かない暗闇
見え隠れする、ナイフのように冷たく尖った影
私は、それに少しばかり気付いている
けれど、気づかないふりをほんのちょっぴり
何故かって、ずっとこのままでいたいから
フェイクでもライアーでもなんでもいい
それでもいいぐらい、貴方が好きだからさ
イブの夜は暗くて寒い
きっとサンタさんが来るので
今日は子供達みんな
お利口さんに早く寝たのかしら
私のサンタさんはまだかな
あなたのサンタさんはここにいますよ
クリスマスまであと少し
時間も凍りつきそうな寒さだけれど
時計さん、もう少し頑張ってね
秒針が1番てっぺんで重なったら
長い長い1秒をくださいな
2人のキスが終わる頃まで
とりとめの無い話しをしたいの
お金とか将来とか硬い話じゃなくって
今日の雲は美味しそうだとか
朝露が綺麗だったなんて事
誰かの愚痴とか病み事じゃなくって
宇宙はどこまで続いてるんだろう
宇宙人って本当にいるのかしらなんて
誰も傷つけなくて、自分も傷つけない話
さぁ、
お供の珈琲を淹れるトコロから初めましょうか