貴方へ
貴方に伝えたいことがあるの。
もしかしたら、伝わらないかもしれない。
そもそも、この手紙が届かないかもしれない。
でも、
何年でも何十年でもいいから、あなたに伝わってほしい。
貴方に届いて
あなたに届けたい→誰かに届いたかもしれない手紙
はぁ、いいなぁ。
下の街はとっても綺麗でさ。
街灯がキラキラ輝いていて、
ビルの階の明かりがポツポツ咲いてて、そんな小さなものでもこの街だから綺麗に見えてしまう。
暗いところに光があるだけでこんなにも美しく、
惹かれてしまうんだろう?
月が街を明るく照らしているから?
めったに見ない景色だから?
僕には分からないよ。
でも、行って見てみたいな、
街へ。
街へ→街に行ってみたい少年
この世界はクソだ。
さっきなんて、
ドンッ
「あっ、すみませっ、」
?「お前、ちゃんと前見とけよ!」
?「ねぇ、さっき私がそこ座ってたんだけど!」
?「いやいや、関係ないですよ。
お隣空いているのでそこ座ったらいいじゃないです か。」
?「でも、私はそこじゃないとだめなの!
分かんないの?!」
なんでこんな人間ばかりの世界なんだ。
神はなぜ7日だけで世界を作ろうと思ったんだろう。
私だったらもっと時間をかけて少しずつ作るのに。
「はぁ、」
パサッ
?「すみません、ハンカチ落としましたよ。」
「あ、ありがとうございます。」
あれ?
?「大丈夫ですか?お荷物お持ちしましょうか?」
?「ありがとうございます。じゃあ、これを。」
こんな世界にも優しい人、いるんだ。
少しだけ見直したかも。
そんなことを思いながら、私は少し嬉しさに浸りながら帰った。
優しさ→どこかで見たことある話
?「犯人はあなただ!」
そう言われた。
「じゃあ、その根拠は?」
?「あなたのオーラが赤いんです。」
なに言ってんだ、こいつ
「そんなの証明できないじゃないですか」
?「いえ、私の目が証明できます。」
「いや、だから、あなたが見たものを証拠なんかに出来ませんよ。」
言葉の意味分かってんのかな
?「そんなこと言っても、オーラが赤いのであなたが犯人なのは間違いないんですよ。」
「だから!そんなの証拠になりませんよ!じゃあ、私に見せて下さいよ!赤いオーラっていうものを!
あっ、」
つい声をあらげてしまった。
?「赤いオーラなんて自分の手を見ればいいでしょう。」
「は?」
「ほら、あなたの手、真っ赤じゃないですか。
顔にも足にもついていますよ、沢山の血が。」
そんなバカな、、
っうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
ミッドナイト→夜→事件があった夜