霧夜

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7/20/2024, 12:10:12 PM

生まれた時に、初めて貰ったプレゼント

唯一では無いかもだけれど、一生付き合っていく相棒だ

---二作目---

別に、自分の名前には何の思入れもなかった
好きだとか、嫌いだとかも思ってなかった。

でも、あいつに名前を呼ばれると

なんだか自分の名前が、特別なものに感じられて

あいつに名前を呼ばれる、その瞬間は

ボクはボクの名前が大好きになるのだ

#私の名前
364作目

一周年記念まで...あと0日

7/19/2024, 11:19:50 AM

夕暮れ時、カーテンの隙間からは

黄昏を眺める、貴方の横顔

その瞳は、一体何を見詰めているの?

---二作目---

何時も、貴方が居た

嬉しそうな顔、悲しそうな顔、怒った顔、真剣な顔。
色んな顔を浮かべる貴方が居た。

「...おい、さっきから視線が煩いぞ」

苦い顔をする貴方に言われて、自分がまた顔を見ていたことに気がついた。
最近こんな事が多い。
無意識に見てて、注意されて、謝って、許されて...それがココ最近のテンプレだ。

「ごめんごめん、別に意識して見てた気はなかったんだけど」
「ふーん...まぁいいが」

そう言って、貴方はそっぽを向いてしまった。
髪からそっと除く耳は、ほんのりと赤い。

...あーあ、

(臆病だなぁ...僕は)

想いを伝えられず、貴方の横顔を見つめることしか出来ない僕に、今日も溜め息が1つ零れた


#視線の先には
363作目

一周年記念まで...あと1日

7/18/2024, 11:32:06 AM

唯一無二を、貴方はくれた

他の誰でもない自分に、貴方は唯一をくれた

もう、貴方のいない頃には戻れない

---二作目---

ボクだけだった

ずっと隣に居たいと思っていたのは
唯一無二だと思っていたのも

分かってた、

「あいつには、僕以外の誰かが居る」事を

分かってたはずなのに
どうしてこんなにも辛いのだろうか

#私だけ
362作目

一周年記念まで...あと2日

7/17/2024, 10:28:24 PM

今でも、鮮明に蘇る

もう何処にも居ない、貴方と過ごした思い出が

---二作目---

貴方と出逢った日の事
貴方と笑いあった日の事
貴方と出かけた日の事
貴方と手を繋いだ日の事

貴方に告白した日の事

それから、それから

溢れだしてくる、貴方と過ごした日々の記憶。

今も時々思い出す



もう隣に居ない貴方の事を思い出すなんて
私は案外未練がましかったんだなぁ...

#遠い日の記憶
361作目

一周年記念まで...あと3日

7/16/2024, 10:53:08 AM

神様が、今日はボロボロ泣いている

傘越しでも濡れてしまう程、泣いている

誰かの涙を、自分の涙で隠しているのかな

---二作目---

「ずっと、こんな時間が続けばいいのに」

月明かりの満ちた、静寂に包まれた穏やかな夜
こいつと一緒に空を見上げていたら、いつの間にか呟いていたらしい

「...どうして?」
そんな問いかけを聞いて、自分が言葉を発したのだと気がついた

どうして...っと言われても、無意識のうちだったから、その時の真意は分からない

けど

「いや...ただ、お前と一緒に、その...居られたらいいなとか...そう思ったから...」

そしたら、酷く驚いた顔をした後に、こいつはボクの肩に寄り掛かってきて

「そうだね」

なんて、溶けるような甘い声で呟いたんだ


#空を見上げて心に浮かんだこと
360作目

一周年記念まで...あと4日

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