私は常々、仕事をするうえで絶対に必要なことは、愛情だと思っています。特に多くの人と仕事をするときには、うまくやっていかなければなりませんし、なによりも自分自身がその中で心身が安定していることが一番重要です。トラブルがあった時、同僚がミスをした時、そんなときには、愛情というアイテムを使うのです。相手に対して愛情を抱くようにするのです。これが私の経験知です。
微熱があるようだ。顔が火照るし、少しだるい。今、私の身体は何かと戦っているんだろ。相手が何者かは知りたくはないし、頭が回らない。そして、こんな時はいつも、食べる。食べないとって思って食べる。食べ過ぎる。吐きそうになって薬を飲んで寝る。翌朝は熱も下がって、少しばかりの胃もたれがあるだけ。良いのか悪いのか、分からないまま、また一日が始まる。
太陽の下で歩くのは、久しぶりだ。考えてみれば、私は太陽を避けてきた。はっきり言って苦手だ。運動は好きだが、今までやったものはすべて室内で行うもので、屋外でのスポーツは、小学校の時のフットボールと体育の時間ぐらいなものだ。しかし、木漏れ日の下を散歩するのは、とても気持ちいい。日向の部分が暖かくてうれしい。美術館への遊歩道、落ち葉を踏みしめて登っていく。鳥の声と姿は見えないけれど子どもたちの遊んでいる声が聞こえる。私の周りに人影はない。ああ、天気が良くてよかった。明るくてよかった。ゆっくりこの時間を楽しむことができた。
ある種の本を探して、ネットで図書館で予約した。その日のうちに、図書館から準備ができたとメールがあっので、取りに行った。その足でスタバで本の内容をスマホに打った。なんかサッパリした。久しぶりの何も無い連休だったから、もてあましていた。少しでもなんかやらないと落ち着かなかった。スタバで前の席に若い女の子がふたり座った。いわゆる恋バナで悩みをずっと話していた。ああ、やっぱり。私は前々から若い女の子の悩みは恋愛が10割だと思っていた。職場で元気がない子がいても、きっとそれだと思って私たちが解決してあげられることは何もないと諦めている。