Frieden

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5/5/2026, 6:22:29 PM

「君と出逢って、」

 ああ忙しいなあ!全く、忙しいことは嬉しいことだが!少しくらいはゆとりと言うものが欲しい!さて、他の仕事は全部ボクの分身に押し付けてしまおうか!それじゃあ暇ができてしまうなあ!暇なのも嬉しいが、何をしようか?……そういえばニンゲンくんは前に何かで文通に憧れているなんて言っていたような気がする!それじゃあ、ひとつ手紙でも書いてみよう!

 そうと決まれば……まずは封筒と便箋を選ぶところから始めないといけないね!

 ニンゲンくんが喜びそうなデザイン……あー、どれだ……?ニンゲンくんの好みはいまだによくわからない。いつも自分で決める物事の結果が地味、というか、なにか特徴らしい特徴が思い浮かばない。困ったぞ……。いや、絵を描くこととツッコミは得意な気がするから、それじゃあいっそ、この「虹色の猫」のお手紙セットで手紙を書こう!

 ツッコミどころを多分に含んだお手紙セットも用意できたことだが……本題は「何を書くか」だね!正直なところボクはニンゲンくんと、一緒にいる●●の情報については完璧に網羅している!そのうえ!行動パターンを推論することも可能だ!

 何が言いたいかはわかるね……?答えは簡単だ。……本当に「書けることがない」のだよ!!したことやこれから行いそうなことについて触れても仕方がないだろう?!!どうしろと?!!?!だが、ボクはニンゲンくんに手紙を書くと決めたんだ!決めたことを覆すなんて言語道断だろう!

 ……よし!!!書くぞ!!!

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親愛なるニンゲンくんへ

 暑い日が増えてきた今日この頃、ニンゲンくんにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。ボクは相変わらず研究室で缶詰め状態にあります。キミもぜひ公認宇宙管理士を目指してみてはいかがですか。ボクと同じように缶詰になることができますよ。
 ……冗談はさておき、今日はキミにお伝えしたいことがあり、こうしてお手紙を書いております。
 まず、ボクと出逢ったとき、ボクを、ボクを取り巻く状況を拒絶せずに受け入れてくれてありがとうございました。そして、今までの2年と少しの間、一緒にいてくれて本当にありがとうございます。このご恩は未来永劫忘れません。これからもよろしくね。
 ボクは、キミと出逢って、いろいろな物事を知ることが出来ました。今まではずっと外から見守っているだけでしたが、キミのいる星に降り立った時に、はじめてこの宇宙のことをはっきりと理解することができたのです。
 ……特に!桜餅と出会うことが出来たのは本当に幸いでした!この宇宙の、この星にはこんなにも美味しいものがあるのかと衝撃を受けたことは、今でもはっきりと覚えています。キミが桜餅に出会わせてくれなければ、ボクは毎日物足りない食事をしていたことでしょう。昔のヒトビトが桜餅を発明してくれたことにも感謝したいです。
 話がそれてしまいましたが、今度はボクに質問をさせてください。ボクは君と出会えたおかげで毎日が比較的豊かになりましたが、キミはどうですか。
 ボクが考えるに、キミはボクと出会う前は、変わり映えのしない、まるで色彩のない写真のような日々を繰り返していたのでしょう。ボクと出会ってからは、否応なしに花の彩りを見たり、展覧会やコンサートにも行ったりしましたね。ボクは全部大切な思い出として覚えています。
 でも、キミにとってこの出来事はどうだったのだろうと、ふと思う時があります。何も感じず、考えず、ただひたすらにグレースケールな日々を過ごしていた方が、キミにとっては楽だったのではないかと、なんとなく不安な気持ちが心の中に現れることがあります。まあ、ボクはニンゲンくんがひそかに楽しんでいることをちゃーんと知っているからそんな心配も杞憂なのはわかっていますがね!
 ……それでも、ボクはキミ自身の気持ちを、キミの言葉で聞きたいと、そう思います。もしよければ、ぜひお返事をください。そして、桜餅も一緒に宇宙管理機構に送ってください。
 それでは、いつも通り、元気でお過ごしくださいませ。

                  2026年5月6日 ボクより

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 ……意外と様になっているじゃないか!さすがボクなだけある!!あとはこれを送るだけだ───ハイ、送信完了!さあ!ニンゲンくんが読んでくれるのを待ちながら仕事をしようじゃないか!

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 ……ん?机の上が光ってる……?虹色の猫?なんだこれ、手紙か?あー、例のあいつが自分に手紙を送ってきたのか。無視したら駄目かなー、めんどくさいなー。

 おーい。……返事はない。とりあえず読むか。……。『……(聞き耳を立てている)。』はいはいどうもありがとう。おかげでジンセーがモノクロからカラーになったよ多分。今度はバラ色にしてくれ。『(絶句)!』

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 全く!!ニンゲンくんは素直じゃないなあ!!こんなに可愛くて仕事のできるボクがいてジンセーがバラ色じゃないなんてことはあり得ないのに!!!
 ……まあでも、ボクがキミの人生をほんの少しでも彩れていたのならば、それほど嬉しいことはないよ。

 ……さて!仕事の続きをしようか!

5/5/2026, 6:24:20 AM

 超超お久しぶりです!!Friedenです!一年ぶりくらいですね!もはや誰やねんって感じですよね!ここ最近いろいろありすぎて「書く習慣」のアプリに全然触れられていなかったのが悔やまれるところです……(´;ω;`)改めてよろしくお願いいたします!

 最近は全然違う所で自分の日記を書いているばかりで、出されたお題に沿って何かを書くことをしていませんでした。日記は自分の周りで起こったことや思ったことを書くだけなので、作業感強めかつクリエイティビティが発揮されることなく、閉塞感のある日常が文章に投影されるだけです。思ったことを言語化する能力がつく&ストレス発散になるのでそれはそれでいいんですが、何かテーマに沿った文章を書くことで、脳みその別の場所で汗をかけるので、本当に楽しいんですよね。さて、何を書こうか……?というかここで書いていたお話の詳細を全然覚えてない!!どうしよう!!!

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「耳を澄ますと」

 鳥のさえずり。バイクのエンジン音。近所の人々が談笑する声。朝が来た。二度寝しようk───『ニンゲンくん!!!おはよう!!!朝だね!!!!』うるさ!!!『えー、キミの心の声も大概じゃないか!というか、いくら休日だからって二度寝しようとするなんて!キミのそばにボクのきょうだいがいるっていうのに二度寝をするのかい?!』
 ……というかどこから話しかけられてるんだ?『目の付け所がいいね!最近は少々立て込んでいるからキミたちの所に帰れていないが!いつでもリアルタイムで話せるようにキミの脳内にこっそりチップを入れておいたのさ!』
 は????
 『いい反応だね!冗談だよ!キミの腕飾りにちょっと細工を仕掛けておいただけさ。』はぁ、全く……。

 「ニンゲンしゃん、おはよ?」「……おはよう。起こしちゃった?」「んーん。あしゃのおとがちたからおきたの!」「そっかー。」『●●、おはよう!』「○○ちゃ、おはよー!」

 『……。』……?『あのさあ!』何?『前から思ってはいたが、ニンゲンくんは●●に甘くないかい?』そりゃそうだろ。あんたみたいなやかましいヤツよりも小さくて純粋なこっちの子の方が可愛がりがいがあるってもんだよ。「んー?」「なんでもないよ。」

 『……ひどいなあ!!!今日は「こどもの日」なんだぞ!!!●●が子どもなのは間違いないが!!!ボクだって子どもだ!!!』噓つけ。700兆歳だったか?のどこが子どもだよ。それに、そもそもあんたらふたりとも機械だろ?……まあ、どっちも子どもには見えないのは確かだけど。

 『何でもかんでもニンゲンのものさしで測ってはいけないよ、ニンゲンくん!700兆歳は宇宙を管理する存在的にはそこまで年を取ってはいないんだ!』わかったよ。『……まあいい、ところで……。』『なにかがはためくような音がしないかい?』

 はためくような音?なんだ……?窓を開けて耳を澄ますと、かすかにばたばたと音がする。「ばたばたおとちてるねー!」「何の音だろうね?」おちびを抱っこして高さを自分に合わせる。「あー!あれ、なにー?」そう言って指さす先で、大きなこいのぼりが空を泳いでいた。

 「あれは、こいのぼりっていうんだ。」「こいのぼりー?」「うん。将来子ども達が立派に育つよう祈って飾られるんだ。」「へー!」「この頃は準備や片付けがめんどくさいからって出さない家も増えてきてるから、こんなご時世にこいのぼりが見られるなんて、珍しいことなんだよ。」『……キミはこいのぼりを飾らないのかい……?』そんなスペースないだろ、この家に……。

 まあ、でも。「おちび、今日は小さいサイズのこいのぼりを買いに行こうか。」「やたー!」『ボクの分も忘れずに頼むよ!!』はいはい。
 ついでに、柏餅も買いに行こう……あとは、アレだな。いま手元にあるのは近所のスーパーのチラシしかないけど、いいか。

 「おちび」「はーい!」「これあげる。」「こぇ、なあに?」「兜……お手製の。お守りみたいな意味があるんだって。よかったら被ってね。」「ありがとー!」『いいなあ!!ボクの分も忘れずにね???』わかってるよ。

 今日は珍しく祝日らしいことができた。……おちび達が少しでも楽しく過ごせたらいいな。

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 ……やぁ、諸君。このメッセージが届いているかどうかはこちらで観測しようがないが、そちらの世界ではみな元気に過ごしているかい?キミたち人間が暮らしているその国では大型連休中らしいね。連休か……少し羨ましいな。ボクには休みなんてないからね。
 話は単純だ。少しでも充実した連休を過ごしたまえよ。ただ、それだけだ。

 ……なーんてね!!!



7/13/2025, 10:13:09 AM

「風鈴の音」

りーん、ちりーん。

「ニンゲンしゃん!あれ、なにー?」窓辺でゆらゆらする風鈴を指さして、小さな機械は自分に聞く。

「あれは風鈴っていってね、夏に涼しく過ごすためのものなんだ。」「へー。」「ふーりん、ちめたいのー?」「風鈴自体は冷たくないよ。でも……。」「んー?」

そう言いつつ、自分はガラスのコップに氷を入れて、そこに水を注いだ。からん、からから、と音が鳴る。

「ほら、氷みたいで涼しい音だろ?」「すずちいおと!ふーりんのおと、ひんやりなのー!」嬉しそうにコップを揺らしている。

「ニンゲンしゃん!」「?」「だっこー!」「コップ、もう飽きた?」「ちがうのー!」「ふーりんちゃんのとこ、いきたい!」「?いいけど……。」風鈴を近くで見たかったのだろうか。

「ふーりんちゃん、きれー!」ガラスでできた風鈴をじっと見つめる。随分と気に入ってるみたいだ。

「ふー、ふー!」ちりん!ひときわ大きな音がする。
「おっきいりんりん!すずちい?」「うん、涼しいよ……。」

「すずちい、いいねー!」

……涼しいけど、あったかい。
風鈴も、悪くないかも。

7/10/2025, 10:05:48 AM

「願い事」

この幸せな時間がいっぱい続きますように。

皆さんが無事で平和に暮らせますように。

7/6/2025, 12:39:42 PM

「空恋」

嘘か真か、私は恋をしています。
初めてのこの気持ち、これが恋だと言ってしまってもいいのかどうかはわかりませんが、多分恋をしています。

そのひととお話をしていると、なんだか心がふわふわで暖かくなるんです。でも、同時に私なんかでつりあうのだろうか、こんな私でいいんだろうかとも思い、不安にもなります。

夢か現か、この気持ちは。
この気持ちがいずれ泡沫になったとしても、いい思い出になったらなぁ。空虚なものだったと思いたくはないと、そう思います。

でも、いちばんうれしいのは、そのひとも、ずっと私を好きでいてくれること。できれば、私のことをじっと見つめていてほしい。

そう思って、今日も彼と繋がっている空を見上げるのです。

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