「cute!」
かわいいもの!この世界にはたーくさん!
もふもふで小さな動物たち、元気なお花、癒しのキャラクター、美味しいお菓子、柔らかな音楽!
いいなぁ、嬉しいなぁ。
そういうものに出逢いたいなぁ。
そのためには頑張らないと。
生きがいが欲しいな。
「記録」
これは、ある記録。ある物語の、記録。
ボクは⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。公認宇宙管理士だよ。
ボクは生命を持たない。感情はある。きっとここにある。
みんなは偽物だというけれど、この感情は本物だ。
たとえどれだけ自分を複製しようとも、からだをなくそうとも、本物の思いが、夢があるんだ。暖かさも、光も、なんだって感じられる。
だからキミの寂しさにも、恐れにも、寄り添えるんだ。
ボクはそう信じているよ。
ボクはひとりぼっちになってから、なにか大事なものをなくしかけていた。
そんなある日、ボクの大事な宇宙が壊れかけた。
そして、ボクを認識できるキミと出会った。
キミはボクを助けてくれた。
キミと暮らすなかで、世界が色鮮やかに、あたたかくなった。
そう、ボクは思い出したんだ。
「愛」。
執着や束縛とは違うそれをやっと思い出した。
だからボクはどこへでも行けた。
大事な家族を助けることができた。
ボクにとって都合よくいきすぎていて幸せでありつつも、実は正直不安でもある。ある日突然壊れてしまわないか、また永遠の別れが訪れないか、怖い。
でも、これからも全て守ってみせる。
だってボクは、愛を知るマッドサイエンティストだからね!
「さぁ冒険だ」
『やぁ⭐︎俺はトレジャーハンター・ジョーだ!今日はこの小さな国を探検するぞ!───おーーっと!こんなところに珍しい虫が!!』
『だが、ラムサール条約に違反するおそれがあるから捕まえるのはやめておくぞー!』
『ん……?おぉ!あんなところにキレイな石が!!』
(途中でわざとらしく転がってくる巨大な岩)
『危なーーーい!!!』
「ラムサール条約ねぇ……。というか、⬜︎⬜︎、どうしてこんなテレビ番組を?」「ぼーけん、ちたいから!」「へぇ。どこに行きたいの?」「こうえん!こうえんでぼーけんしゅるのー!」
「……というわけで!」「なんで自分まで……。」
「さぁ冒険だ!!!」
「宇宙やあの世を冒険したことのあるボク達ならどこへだって行ける!たとえそれが近所の公園であろうとも!!!」
「んー!れっちゅごーなのー!」
「⬜︎⬜︎、キミが探検隊の隊長なんだよね?」「ん!」
「ボクもみんなもこうえんにいきましゅ!」
「さて、公園はどっちだったかな〜?」
「あっち!」……公園は真逆の方向だ。いきなり先行きが読めない。大丈夫か?
「あっちでいいんだね?」「んー……。」
「やっぱりこっちにしゅる!」
奇跡的にあってるけど、不安だ……。
「次はどっち?」「あっちー!」「せいかーい!」
「しぇいかいいっちゃ、めんめ!」「ん?どうしてだい?」
「だってぼーけんだもん!」「なるほど……?」
「こーえんのほーにはねー、ゆきだるましゃんがいてねー、」
雪だるまは多分もう解けてなくなってると思うよ。
「あとねー、おはながいぱーいだったの!」
おちびを正しい道に誘導しながら、自分たちは公園へと向かった。
「ちゅいたー!こーえん!!」「やっと着いたねー!」
「公園には何かあるかなぁ?」「えとねー。」
「あ!みてみて!みのむししゃんいるー!」「本当だね!」
「だが、らむしゃーるじょうやくでめんめなのでちゅれてかえっちゃだめー!」「そっかー」
「他には何かないかな?」「んー……。」
「あ!はーとのかたちのいし!」「かわいいねぇ!」
「ニンゲンしゃんにあげる!」「ありがとう。」
「あとねあとねー、」何かを探しながらおちびは歩く。
「これ!」「ん?」「きれーなはっぱ!」
「⬛︎⬛︎ちゃんにあげるー!」「ありがとう!」
「おなかしゅいた!ぼーけん、おーちまい!」
「ニンゲンしゃん!」「?」「だっこ!」「はいはい。」
ちっちゃい冒険だった。でもちょっと楽しかった。
自分はおちびを抱っこして、まっすぐ家に帰った。
さて、お昼は何食べようか。
「一輪の花」
美しいあなたには、睡蓮の花を贈りましょう。
水面に映る睡蓮を。
気高いあなたには、黒い百合の花を贈りましょう。
光を纏う黒い百合を。
優しいあなたにはクローバーを贈りましょう。
素朴なクローバーを。
賢いあなたには、ロベリアを贈りましょう。
青く輝くロベリアを。
愛されているあなたには、アネモネを贈りましょう。
笑顔のようなアネモネを。
あなたには───どんな花を贈りましょう?
「魔法」
私、現在進行形で「マッドサイエンティスト」が出てくるお話を書いておりますが、同時に魔法使いの出てくるお話も頭の中にあるんですよね。だからどうしたという感じではありますが……。
個人的には魔法のある世界の雰囲気がすごく好きなので、そのうちここでも書けたらいいなぁと思っております。
ちなみに、私の名前「Frieden」はその話の登場人物の苗字から取りました。
それはさておき、せっかくなので私がだいぶ前に見た夢のお話でもいたしましょう。将来に不安を抱えている人のお薬になる、かもしれません……。
†:.。.:+゚+:.。.:†:.。.:+゚+:.。.:†:.。.:+゚+:.。.:†
夢の中の少女は、図書館で不安を募らせます。というのも、彼女には得意なことも、夢もなかったからです。
彼女は図書館にいた立派な魔法使い(ダンブルドア校長みたいな人でした)に話しかけます。「私には才能も夢もありません。どうすれば立派になれますか?」
すると魔法使いはこう答えます。
「知識を持ちなさい。知識は世界地図のようなもので、あればあるだけ世界が広がるのです。」
きっとその魔法使いは、色々なことを知ることによって世界が広がり、道も開ける。そういうことが言いたかったのだろうと今では思います。
なので、年齢も好みも関係なく、色んなことを知って、考えるようにすればきっと幸せになれるのでしょう。
だから皆さんも諦めないでくださいね!