“空を見上げて浮かんだこと”
休憩室の窓から、ぼんやり空を眺めた。
どんより曇り空。遠くの方に少しだけ雲の切れ間があり、青空が見える。
そっか…雲の上は晴れているんだ
というか、そもそも、ずっと空は青いんだ
ただそこに、地球と空の間に雲が在れば「曇り」、ということなんだ
そう考えると、雲ってすごいやつだな
結構、俺等を守ってくれてるじゃん
だって、ずっと晴れの下はしんどいぜ
眩しいし、暑いし、クラクラしちゃうよ
雲が居てよかったわー
よし!オレは雲になろう!
“1件のLINE”
『よっ!元気!?28日にそっち帰るから飲もう!予約しといてねー』
一方的すぎるぜ…でも待ってるよ!
“七夕”
「笹の葉さーらさら・・・」
好きな子の誕生日が七夕だった
あの子は今何をしているかな
好きだと伝えられずに
卒業して離ればなれになったあの子
うわさでは、地元を離れ、都会で頑張ってるって
そこでいい人に出会って家族と過ごしてるって
あの人の人生の3年間しか一緒に過ごす時間はなかったけれど、
まだ覚えてるって、すごくない?
向こうもたまには思い出してくれてたら、嬉しいな
ないかなー、それは…
“入道雲”
蝉の声 縁側 畳んだ座布団 ごろ寝
芝生 朝顔 ひまわり 青い空 太陽
暑い日差し 汗 うちわ
すいか 麦茶………風鈴
チリチリーン
“日常”
僕の日常…
朝家族を起こす
みんなを見守る
外の様子もしっかり確認!よしOK
おなか空いたなー 朝食ください!
朝ご飯を食べる
水を飲む
みんなが出かけるのを見送る
お母さんのそばに行く
マッサージしてくれる!
眠くなってきたな
あそこの冷たい床で寝よ
ん!?お母さんも出かけそう
じーっと見てると、おやつくれる!
「お留守番よろしくね」うん!任せて!
ん!?誰か帰ってきたかな
お母さんか。眠い…んだよ…まだ…
寝てるけどおかえりー……………
ん!?今度はクーちゃん帰ってきた!!
おかえりーーー!!!
この匂いが好き!今日の給食はなんだった?何してきたの!???誰と遊んだ??楽しかった?
ん?なんか、元気なさそう?大丈夫?
僕がいるよ!
僕がいるから大丈夫!
みんな帰ってきた
よしよし
夕飯を食べる
僕のはすぐ終わっちゃうんだ…
でも、たまにデザートももらえる!
ご飯のあとは游ぶ時間!
早く早く!遊んで!撫でて!
やったーー!!嬉しいな!嬉しい!
眠くなってきた
先に寝るよ おやすみ