『子供のように』
子供のように、泣いてみよう
お腹から声を出して。
わんわん、わんわん、喚き散らそう。
悔しい気持ち、苦しい気持ち、やるせない気持ち、
切ない気持ち、羨ましい気持ち、怒りたい気持ち、
悲しい気持ち、言葉にできない気持ちを、
泣き声にのせて、訴えてみよう。
子供のように、歌ってみよう
口と目を大きく開いて。
息をしっかり吐いて、深く吸って声を出そう。
嬉しい気持ち、楽しい気持ち、感動した気持ち、
ありがとうの気持ち、ごめんなさいの気持ち、
憧れの気持ち、心に焼き付いて離れない気持ち、
大好きの気持ち、言葉では言い尽くせない気持ちを
歌声にのせて、訴えてみよう。
子供のように、自由に描いてみよう
真っ白なページを用意して。
絵を描いたって、文字を書いたって良い。
一文字一文字、力を込めて、
丁寧に、はたまた、勢いよく書こう。
思いついたこと、印象に残ってること、不安なこと、
気になること、不思議なこと、願っていること、
ありのままの思いの丈を
殴りつけるように、思いっきり描いてしまえ!
ほんとうの気持ちを訴えよう、表現しよう。
目に見えるように。
きちんと、受け止められるように。
祈るように。
訴えたいことは、歌うように、歌声にのせて。
歌声は、祈るように、心を込めて。
子供のように、私の心の真ん中を、貫く思いを
お空に向かって叫び歌い、祈ろうよ
そのとき 私の心に 本当の平和が訪れる
そんな気がしているの。
『カーテン』
「しんどいなぁ〜」って、感じたら
心のカーテンを閉めようよ。
カーテンは、あなたの心をふんわりと包み、
大事な心を守ってくれるはず。
いつでもまた、開けることもできるんだよ。
閉め続けるのも、あなたの自由。
隙間から、様子を伺って、
またじっくり考えるといい。
その時間が、あなたの火照った頭を
冷やしてくれるかもしれないし、
もしかしたら、震える心をあたためてくれるかも。
自分を取り戻せたら、また帰っておいで。
『怠けてるなぁ〜自分』って、自分で自分を
いじめようとしていたら
心のカーテンを閉めることに成功したんだ!って
自分を褒めてあげてみない?
閉じられたカーテンを 開けた瞬間に
目に飛び込んでくる 鮮烈な 景色の感動は、
カーテンが閉じられていた人にしか
味わえないのだから。
開けっぱなしのカーテンなんてもったいない。
閉じて、開けて、またすぐ閉じて、
ドキドキしながら開けてみたり、
閉じ続けてみて、隙間から覗いてみたり。
あなたの大切なカーテンに
優しく、そっと手を添えてみて。
『涙の理由』
『ココロオドル』
だるくて 重たくて 動けない体を
なんとか、やっとの思いで 浴室に運んだ後
泣きそうな思いで、シャワーを浴びる
でも、その途端に ココロオドル
湯気と共に 悪魔の魔法が解けたかのよう
もっと早くに 入れば良かったな なんてね
だるくて 憂鬱で 行きたくない体を
押し出して 無理矢理 連れて行った
緊張で張り裂けそうな心で 扉を開ける
でも、しばらくすると ココロオドル
笑顔と共に 死神の魔法が解けたかのよう
もっと早くに 来れば良かった なんてね
眠たくて 苦しくて 麻痺したような頭を
踏ん張って 気合い入れて えいや!と持ち上げた朝
フラフラしながら洗面台に向かい、歯を磨く
でも、後から振り返ると ココロオドル
勇気と共に 魔神の魔法が解けたかのよう
あの朝があったから 今日一日 充実できたなぁ
意地張って 後に引けなくて 正当化したい心を
引っ張って 向き合って 本音の声を聞き出した
恥ずかしさと罪悪感とフワフワしたプライドに
いびつに縮こまった心で ごめんなさいと伝える
でも、許してもらえて
今度は “ありがとう” また、“ごめんなさい”って、
泣いている私
涙の後には 虹が掛かり ココロオドル
絆と共に 魔王の魔法が解けたかのよう
もっと早くに 素直になれば良かったなぁ だってさ