臆病エナジー

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4/5/2023, 1:53:21 PM

臆病エナジー

この世界には私が生まれた頃には悪魔は居た。
悪魔は人間の寿命をとり呪うと。
だから人間は必死に悪魔を避けていた。

〜〜
『おかあさん。どこに行くの??』

母「私たちの村は今悪魔が大量発生したの。だから移動しないと。」

『うん…』

何回移動をすれば悪魔が居ない場所に行けるのかな…?
この世界には安全な場所はないの…?

〜〜

小さい頃からずっと避難をしてきた。

昔からずっとずっと。

そんな悪魔が嫌いなんだ。

私の兄が殺されたのも悪魔のせい

いつか殺してやる。絶対に。






『行ってきます…』

母「いってらっしゃい!!」





今日も1日が始まった。
学校には行かず仕事をする毎日だ。

『こんなに働いたのになぜこんなに少ないの…』



帰る途中なにかの影があるのに気づいた。
顔が見えない。人間っぽいのはわかる

『…!』

悪「うわっ!?……えっと…」

『悪魔…?』

悪「ひっ…ご、ごめんなさい、」

『え、あ、うん…』

悪「お名前は…?」

『えっと…リルア…リルア・リスハ…君は…?』

悪「名前はないよ…」

『ふーん…』

私が見た悪魔は少し可愛かった。
男の子っぽいけど身長が低く顔立ちも可愛くショートの少し長いくらいの黒髪と血の色をした目

『名前……』

悪「…ん?」

『名前付けてあげる…。』

悪「ほんと!?」

『ん。アクアとかどう…?』

アクア「いいんじゃないかな!!」

『ほんと…?なら質問するけどアクアの性別はどっちなの…?』

ア「男の子だよ!!」

『そうなの。かわいいね。』

ア「へぇ!?/////」

その照れた顔がすごく可愛かった。
本当に女の子みたい。

ア「リルアちゃんも……か…、か」

『ん?』

ア「か、川泳ぎたいなぁ〜!!////」

『川…??泳ぎに行く…?』

ア「あ…う、うん。」




『綺麗だね』

ア「夕方の川が一番綺麗!!」

『わたしね。悪魔が嫌いなの。』

ア「え、?」

『だけどアクアは嫌いじゃない。』

ア「あ、ありがとう…!!///ボクも人間が怖いけど…リルアちゃんなら怖くないよ!!」