11/1/2024, 8:13:56 AM
理想郷
「理想郷」なんて。
あるはずもないものを外側の世界に求めるのはきっと。
内側を探せば、「自分」の光に襲われ、闇に沈むから。
温かみに囚われ、冷たさに刺されるから。
10/28/2024, 11:07:30 PM
暗がりの中で
ここから出るのは怖い。
光に晒されれば、すべてが見えてしまう気がして。
それでも王子さまを夢見るのは、やはり暖かい光に憧れがあるのだろうか。
ああでもやっぱり、わたしにとってはここが最幸の場所。
だって、ここなら王子さまがブサイクだってきづかない。
ヒロインがブサイクだって、きっと誰もきづかない。
10/22/2024, 1:15:45 AM
声が枯れるまで
この名を呼んでほしいと願う。
貴方のその声が枯れるまで。
貴方のその綺麗な声が枯れてでも。
わたしが何十年の時を共にしたこの名を、呼んでほしいと願う。
1番最初に忘れられるという、その声を忘れぬように。
わたしの1番大切な音で、わたしの1番大切な言葉を。
掠れたそれが、貴方の本来の声だと錯覚するまで。
ずっと、ずっと。限りなく。
10/9/2024, 11:00:15 PM
ココロオドル
日常に、記憶に残るほど、わざわざ記すほどに心の踊る出来事なんてそうそうない。
だから。
すこしだけ、少しだけ、あの人とこの感情を利用しても、手放すことを躊躇しても、きっと許されると思うの。
10/8/2024, 11:09:45 PM
束の間の休息
休息といえば、ティータイム?
どこかのお土産で買ってきたあまいクッキーに、だれかからもらったお高そうな紅茶があったっけ?
2年くらい前に憧れて買ってみたはいいものの、割ってしまいそうで使えていないティーカップなんてなかったかしら?
視界の端に映った270度に、カップの代わりのペンを置く。
あと15分。小さな妄想を片付けて、次は塾。