六華

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10/2/2025, 8:45:03 AM

『秋の訪れ』

あけぼのがやうやう遅くなり
あしたの空気も冷たく心地
薄めの羽毛布団がつきづきしく
おどろけるになかなかいでられず

澄み切りし高き空
わたるいわし雲
風にゆるるススキ
自然の色も緑よりうつろひゆく

月を愛でつつ楽しむ
長き夜のほども
いとをかし



9/29/2025, 5:48:40 AM


『永遠なんて、ないけれど』

このまま変わらずに 無限に続くなんて
答えをわかってるから
目にうつるもの一つ一つが美しく思え
いま、その瞬間、瞬間を大切に思える
何度も何度もたおれても
それでも起きあがって歩き出すことができる
限りがあるから
死ぬまで挑戦し続けることができるんだ

でも ときに
もうここで終わりにします
ここから先は挑戦しませんと
限界を認める選択をしなければならないことも

永遠とは とても儚い

9/28/2025, 6:53:51 AM

『涙の理由』

そこには同じ悲しみがあった

家族であったり
友だちや恋人であったり
家族でもあっても
両親や配偶者
わが子、兄弟姉妹

悲しいという気持ちは同じでも
みんな立ち位置がちがうから
それぞれの悲しみの深さや想いの数だけ理由はある

自分だけの涙
自分だけの涙の理由

9/26/2025, 1:37:39 AM

『パラレルワールド』

敬語を使う世界
礼儀正しい
堅苦しい
自信がない
相手を不快にさせない距離感
外側

敬語をまぜて使う世界
相手を敬う姿勢
きちんとした挨拶
やわらかい
自分らしさ
親しさ近い距離感
内側

敬語を使わない世界
はじめから不快
強引な詰め方
おかしな距離感
上座

パラレルワールドの入り口
適度な距離感の選択
近づきたいから
近づきたくないから

9/25/2025, 2:20:51 AM

『時計の針が重なって』

あとどれだけ待てば
あなたに会えるのだろう

せつなくて
さびしくて
時計を見ながら
わたしはあなたを想う

あとどれだけ待てば
きみに会えるのだろう

心配で
不安で
時計を見ながら
ぼくはきみを想う

二つの影は
かさなることはないけれど
二つの針がかさなるとき
ぼくはいつもきみを想っているから

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