『永遠なんて、ないけれど』
このまま変わらずに 無限に続くなんて
答えをわかってるから
目にうつるもの一つ一つが美しく思え
いま、その瞬間、瞬間を大切に思える
何度も何度もたおれても
それでも起きあがって歩き出すことができる
限りがあるから
死ぬまで挑戦し続けることができるんだ
でも ときに
もうここで終わりにします
ここから先は挑戦しませんと
限界を認める選択をしなければならないことも
永遠とは とても儚い
『涙の理由』
そこには同じ悲しみがあった
家族であったり
友だちや恋人であったり
家族でもあっても
両親や配偶者
わが子、兄弟姉妹
悲しいという気持ちは同じでも
みんな立ち位置がちがうから
それぞれの悲しみの深さや想いの数だけ理由はある
自分だけの涙
自分だけの涙の理由
『パラレルワールド』
敬語を使う世界
礼儀正しい
堅苦しい
自信がない
相手を不快にさせない距離感
外側
敬語をまぜて使う世界
相手を敬う姿勢
きちんとした挨拶
やわらかい
自分らしさ
親しさ近い距離感
内側
敬語を使わない世界
はじめから不快
強引な詰め方
おかしな距離感
上座
パラレルワールドの入り口
適度な距離感の選択
近づきたいから
近づきたくないから
『時計の針が重なって』
あとどれだけ待てば
あなたに会えるのだろう
せつなくて
さびしくて
時計を見ながら
わたしはあなたを想う
あとどれだけ待てば
きみに会えるのだろう
心配で
不安で
時計を見ながら
ぼくはきみを想う
二つの影は
かさなることはないけれど
二つの針がかさなるとき
ぼくはいつもきみを想っているから
『僕と一緒に』
いつも君は一人
いつも君は一人で本を読んでる
いつも君は一人で音楽を聴いてる
いつも君は一人で勉強してる
いつも君は一人で電車に乗ってる
僕と一緒に歩きませんか
僕と一緒にお茶しませんか
僕と一緒に海を見に行きませんか
僕と一緒に
なんて言えない
きっと
ずっと
片想いのまま