4/18/2023, 1:52:51 PM
私は私がそう気づく前からずっとそこにいて、しかし、ただ単に色がないのではつまらないので、空気そのものが深く、でもうっすらとしていて、私は自身が線であることを思い出す。そうすると一つ弦を弾いたときのようなびいいんという音で、はじめて紫外線のようなかたちになってそこに座るのです。
『無色の世界』
4/13/2023, 10:05:21 PM
見上げれば雲一つない空の、夕日にかかる雲一つを見つめているあなたはきっと金曜日のようなひと
『快晴』
4/10/2023, 2:47:01 PM
閑散とした場所から生えてきた命はまだ輝いて散っていく
『春爛漫』
4/3/2023, 3:50:39 AM
ちぎれてしまった切れ端をずっと隠したまま持っている
『大切なもの』
3/30/2023, 11:55:46 AM
本当ならもっとやれていたはずだとか、もっとできるやつになれていたかもしれないとか、そんな気持ちを奥に奥に追いやって、できるなんて普通みたいな顔をして、立っているのに疲れても、突っ立ったままで、笑顔で、そのままでいて、それでいいのかと何度も言いながら。
『何気ないふり』