11/9/2022, 2:37:53 PM
高い高い所から見下して、軽々しく夜を掴んで逃げてはすでにすっかり海鳶の色
『脳裏』
11/8/2022, 3:36:48 AM
すきだよ、と、言葉にしてしまわないでも、花の王冠を頭に乗せるときのように、自然に伝わるような気がするのだけれど、それでも口に出してしまうのは、ずっと前から丁寧に編んでいた指輪をあなたにちゃんと渡したいから
『あなたとわたし』
11/4/2022, 4:21:05 PM
クソみたいな生活の中にも飲み込んできた日々の欠片が溶けていく瞬間がある
『鏡の中の自分』
11/4/2022, 4:17:31 PM
あくびに絡む煙の匂いが猫の尻尾を取り巻いて
とりとめもなく目が潤んでいく
『哀愁をそそる』
11/3/2022, 3:54:43 AM
花束を抱えていよう、この先ずっと素敵な夢が見られるように
『眠りにつく前に』