5/20/2024, 2:09:22 AM
「ほな行ってくるからね」
「うん」
「5時半には帰るから」
「お昼冷蔵庫のもんなんか食べときや」
「うん」
そう言ってバイトに行った母は帰ってこなかった。
ごめんね、母さん、ごめんね
5/19/2024, 6:14:08 AM
暑い日差しの中、陽炎揺らめくアスファルトを小走りで駆け抜ける。待ち合わせた駅前の広場に見えた白の日傘。僕は安堵と焦りの混ざった息を吐きながら声をかける。
「おまたせっ!はぁはぁ...ごめん、遅くなった」