シロツメ ナナシ

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4/11/2026, 11:05:49 AM

『言葉にできない』


なんといえばいいのか分からない
その気持ちを表すために
私の言葉を尽くしても
たどり着くためには
最長距離を歩かなければならない

誰が見ても真っ直ぐ歩けば
絶対にたどり着ける場所なのに
私はそれが出来なかった
平らな近道を真っ直ぐ歩けない
それは私にも分からない
なぜか、
……なぜかそれを拒否する私がいる

多分だけど……
私の魂が、『納得いかない』んだと思う

だれにも理解されない遠回り
私自身も理解できない遠回り

私が私の道の上に
見えない壁を作り出す
世界一遠回りをして初めて
私は初めて自分が『納得できる』

笑われたくないし、
誰にも理解して貰えない…

―――だけど、これが私
その最短距離の遠回りをする人間なのだ
その遠回りを最短距離で行く人間なのだ


私を笑わなかったあなたへ
ありがとう
あなたのお陰で
私はまだ進めそうです

私もあなたになら
心の底から寄り添えそう
いつかあなたを助けてあげたい


私を笑ったあなたへ
一つだけ約束して

こんな遅い私にだけは
絶対に抜かされないでね?
もし私に抜かされた場合は……
腹の底から、心の底から
本気で笑ってあげるから


〜シロツメ ナナシ〜

4/11/2026, 5:11:19 AM

『春爛漫』


どんこ舟のある田舎町
自然と一体化するように作られた
この小さな町の堀は
知る人からは「水の郷」と
呼ばれることもある

今日は宴の日
どんこ舟に乗り、
夫婦になったカップルさんが
この水路を普段と反対に進む
ふたりが永遠に続くようにと願いを込め
「登っていく」のだ

堀の左右には
綺麗な緑も混じった
まだ満開の桜が2人を迎える

空にはピンクと青空が
水路もピンクと青い水が
二人の永遠を願って
春爛漫の中に繰り出していく―――


〜シロツメ ナナシ〜

4/10/2026, 5:45:47 AM

『誰よりも、ずっと』


もっと

もっと!

もっと!!

――――先へ!!!!


足も手も動くのに
思うように進まない
進んでる気がしなかった

世界が遠い
私は自分を疑ってない
私は自分を信じてる
だけど……遠い

汗水かいて、吐き出して、
文字通り、血も滲む努力を

ぁぁ……これが……
才能の差―――なんだって


私は何度目か分からない絶望の縁に
心のどん底に
……いや、今回は……
そのドン底をさらに突き破った気がする


…………上どころか……まだ……
下にもまだ限界の先があるだなんて……


今まで味わった悔しさや悲しさ、
苦しみとは……
さらに比べ物にならないほどのドン底……


やっとの……
やっとの思いで息をして
鉛よりも重い頭と足で立ち上がる

顔をあげる首さえ固く
進むための心が重たすぎる…

……だけど私は……それでも前に、
ほんの僅かにでも、
無理やりにでも足を進める


私の築き上げてきた時間は
あんなに自分を纏うオーラだった全ては
気がつけばそれがひとつのビー玉のように
小さくまとまっていた

今にも消えそうで
それでも決して消えずにここにある

1歩……1歩と、
私はまたあの場所に向けて進む
どれだけ時間かかるかわかんないけど
沈み続ける心を必死で抱えながら

私は進む

前に……前に―――前に、


〜シロツメナナシ〜

4/9/2026, 4:54:16 AM

『これからも、ずっと』


ずっといっしょに


そんな言葉を言ってくれる人が
もしも居てくれたなら―――

……なんて、1度は考えたことがある


交わることの無いような
噛み合ってないふたりが
何故か噛み合い続ける時間と言うのは
とても尊いことのひとつであり
私の憧れのひとつだ


今の今は、
一人でも進める力が欲しい
だけどいつか
私の全てを捧げてでも
支えたくなるような
なんかわかんないけど
一緒に歩きたくなるような人が
現れるかもしれないから―――


あなたは、
私に言わせられる人ですか?

これからも、ずっと一緒い居たい って

―――なんて


〜シロツメ ナナシ〜

4/8/2026, 4:58:46 AM

『沈む夕日』


私の 最後の悪あがき

今日が終わって欲しくなくて
私は走った
太陽に向かって走れば
1秒ぐらいなら
今日と言う日が伸びるんじゃないかって

もちろん追いつくはずもなく
それでも何故か私は
太陽に……今日に、
置いてけぼりにされたような気分だった……

ほんの1秒でも長く
私は『私の時間』を生きていたい
追いつかない私は
寂しい気持ちを抱えながら
明日が来るのを待つために
ゆっくりと家に帰ることにした―――


〜シロツメ ナナシ〜

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