『おもてなし』
「つまり うらだけがある ってことか!?」
うん違うからね
〜シロツメクロツメ雑談会〜
ってかなにがあった?
「別に!ただなんか、
「おもてなし」って聞くと
「うらがある」って考えちゃう!」
気持ちはわかるが深掘りしすぎ
「言葉遊びなだけだし!」
まぁそうなんだけどさ
んでなんで裏だけがあるなわけ?
「愚問だ!
おもてがない
つまり 裏しかないでしょうが!」
確かに
けど裏しかないって事は
そもそも表も裏も概念が無いわけだから
つまり結局のところ
心を暴露しまくってるってことか
「そんな人間がいると思ってるのか!?」
いやほぼ思わないけどさ!?
居なくはないけどよっぽど何もかもを
開けっぴろげにできる人って
いわゆる天然系な人だろうなぁって
「たまに思うんだけど
あんなふうに話せる人羨ましいよね
自分も周りも全て信じてるみたいで」
わかる
生きれば生きるほど
なにかと気をつけたり
警戒しなきゃいけないのが
普通になりすぎて
それはそれでなんか寂しいよなぁ〜
「なんて言うか、
なんでも許せる人 って感じで
ちょっと羨ましいよねぇ〜」
ねぇー
まぁ限度はあるだろうけどさ
「ちなみにあんたは?
なんか裏はないの?」
隠しとかなきゃいけないほどの
裏話ってのが無いからなぁ〜
「つまらない人生ねぇ〜」
ほっといてくれ!!
誠実なのはいいことでしょ!?
「裏はなくていいから
失敗談の100や200は
もっと来なさいよ、人間なんだから」
は、はーい……
……あのー、ちなみにオチは?
「雑談にオチを求めるな!
オチがないのが雑談だ!」
は、はい!💦
〜シロツメ ナナシ〜(自由人)
『消えない焔』
あなたが生きる道に迷ったら
心の奥底に眠ってる
それはあなたの生き方を
必ず知っているからさ
ずっと使わずしまわれて
自分自身でも触れてない
生きてる限り、みんな持つ
消えない焔が必ずあるから
それをたどって、生きて欲しい
〜シロツメ ナナシ〜
『終わらない問い』
自分への問いかけは
一生終わらない
それは自分で自分を
追い詰めたい訳じゃなくて
もっともっと欲しがっていい
もっともっと成長してもいい
もっともっと変わり続けていい
その問いかけは、
変化への許可、欲求への許可、
今より良い自分になる許可だから―――
どうしても絶対に
手を離したくないものや
手放せないものだけは
ほんの少しだけしっかり握りしめて
次の道に進んでいこう
自分への問いかけを
辞めないで欲しいし
どんどんして欲しい
さぁ、次は何をしようか?
どうしようか?どうなりたいかな?
何が欲しいかな?どこに行きたいかな?
何を見つけたいかな?何を覚えたいかな?
何を知りたいかな?何を始めようかな?
どんどん問おう
変化が怖くなることもある
だけど
生きてる限り
あなたはずっと変わり続けて欲しい
あなたはずっと成長し続けて欲しい
それが生きてる事の 特権だから
私も1歩、進むからさ
〜シロツメ ナナシ〜
『揺れる羽根』
ん?鳥の羽根だ―――
羽根を随分久しぶりに拾った気がする
小さな羽
スズメかなにかだろうか?
ちょっと手に取り
なんとなくそれを眺める―――
こんな羽根がたくさん集まれば
自分も飛べるのかな?
―――なんて、
風に揺れる羽根を見ながら
ぼんやりと思い出した
私は今もちょっとだけ
空を飛ぶことに憧れている
〜シロツメ ナナシ〜
『秘密の箱』
お疲れ様です!
冒険者協会へようこそです!
本日は王都から
冒険者の皆様への支給品が届いてます
と言いましても こちら、
ただの小さな鉱石でできた箱
なんですよね
確かにこの箱には
マナ鉱石を少し織り交ぜてますので
小さな小物入れには
とてもちょうど良い と言った代物です
ええ、
超級者から初心者
さらにはランクFからランクSの
全ての冒険者の皆さんに配られてます
というわけであなたにも
はいどうぞ〜
……あら?開きませんか?
おかしいですねぇ…?
ん〜そうですね、では私の方から
王都関係者に連絡をとってみますね!
わかり次第あなたにご報告します!
――――――
―――?
「開けられない者」が見つかった?
そう、これでやっと3人目ね……
そのものはどんな人だった?
……そう、だいぶ……普通ね
この世界に極わずかいると言われてる
「零能力者(れいのうりょくしゃ)」
この魔法の存在する世界
この世界には命あるものは
人間はもちろん、
動植物に至るまで、
なんならヒューマノイドでさえ
魔力を宿す世界だと言うのに
魔力も何も持たない存在する
それが ―零能力者―(れいのうりょくしゃ)
あの配った箱は
ほんとに変哲も無い箱だけど
どんなに無能な人でも
極々微弱な力(チカラ)でも反応し
必ず開けることが出来る
だけど本当に能力も魔力も呪力も
なんにも微かにも持たない人は
あれを開けることが出来ない
今回見つけた彼は
かなり普通っぽいけど……
でも、最初の2人よりは全然いいし
むしろかえってそれがいいかも
うん―――、いいかも
そろそろ動きましょうか?
また見つかったら、
その時またその者のことは考えるわ
っふふ、
待っててね、私の…
器(うつわ)になるかもしれない人
〜シロツメ ナナシ〜