シロツメ ナナシ

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7/30/2025, 4:59:50 AM

『タイミング』


もう一歩…
あと…たった一歩で……

私はそんな
生死の境に立っている―――

たった一歩踏み出せば
この世とお別れする場所に
私は無心でたっている


私はとにかく頑張った
だけど理想に届かない

夢も希望も届かなく
努力がちっとも報われず
家でも職場の仕事でも
失敗続きで心は傷つき
ライバル達にも届かない
そんな私に追い打ちか
パートナーから突然の別れ…

まるで神が
なにかを思い出したかのように
私を罰しているかのような…


私が一体なにしたの?
私の前世がそんなに悪者だったのか?
支えも助けもないままに
私はただただ泣き崩れ
心も崩れてもう立てず…

私はただの 抜け殻人(ぬけがらびと)


私は気づけば足運ぶ
この世と別れるあと一歩



もう一歩…
あと…たった一歩で……

私はそんな
生死の境に立っている―――

たった一歩踏み出せば
この世とお別れする場所に
私は無心でたっている



最後の最後に振り返る
想い残しはないだろか?

食べたいものは行きたい場所は
心地いいことないだろか?


ひとつ、

ひとつ、


もうひとつ―――



とるにたらないものだけど…

うまく説明できないけれど……

私はひとつ…あとひとつ……

してないことが見つかった


私のしてないことひとつ

【私のために生きること】

これだけ私はまだしてない


当たり前の幸せを
感じることを忘れてる


一歩…、


一歩……、



また一歩………、



ゆっくり……ゆっくり……


さがってく、


危なくないとこ 戻った途端
私は もいちど泣き崩れ
叫んで怒鳴って、吐き出した

私はまだまだ終われない
今じゃないんだ タイミング――

今もし終わっていたならば
微かに残る可能性
夢も希望も仕返しも
例え微塵な可能性
それらが ほんとにゼロ になる

私は時間が残ってる
できることは少ないけれど
完全なゼロにしないため
私は地に足つけながら
乗り越え進む、「我が侭」を―――

私のために、私は生きる


〜シロツメ ナナシ〜
221

7/29/2025, 6:10:12 AM

『虹のはじまりを探して』


虹のはじまり―――

それは⋯いわゆる
シンデレラストーリーの入口
みたいなものだろうか?


投稿サイトでバズって
有名な人から声がかかるとか

街中でスカウトされて
アイドルへの道が開けるとか

たまたま応募したものが賞をとり
自分の可能性を見出すとか

努力に努力を重ね
世界で挑む力を手に入れたとか


どれもこれも
とっても素晴らしい
虹のはじまりだと思う


私には⋯何があるかな?

そりゃやっぱり欲しいよね
目に見えた凄い証(あかし)
みたいなものが
その大きな虹になるような
大きなきっかけになることが
そういうのがあると自信になるし
また頑張りたいって思うもん

そんな大きな願いや夢を
心の奥に秘めながら

今日も今日とて
書いていく
この私、
シロツメナナシの物語
世界一小さなお話を
あなたに読んでもらいたく
ゆっくりのんびり書いている✍️


〜シロツメ ナナシ〜
220

7/28/2025, 4:48:50 AM

『オアシス』


心のオアシス
なんて聞くことあるけど

実際はどんな感じになるんだろ?

報われる気持ちか⋯
救われる感覚だろうか
心の傷が癒される感じだろうか


喉が渇いたまま、
砂漠の中を歩き続け
その時に見つけるオアシスは
どれだけ幸せなことか

心の傷が塞がらず
歩き続けてきた人が
その癒し方を見つけた時
どれ程の開放感や報われる思いに

今日も歩き続ける

心の傷を抱えながら
私にとってのオアシスだと
心の底から感じられるような
そんな「場所」を―――


〜シロツメ ナナシ〜
219

7/27/2025, 4:33:10 AM

『涙の跡』


それはまるで
喉を潰すかのような
叫び声にも似た泣いてる声

人目もはばからず
顔中から零せるものは
なんでもこぼしまくる

拭けるのもならなんでも使った
ハンカチもタオルも
ひとの服も自分の枕だって全部

思い通りの結果は
何一つ残せなかったけど

せめて⋯⋯
残せるものにみんな残した

私は私の気持ちを認める為に
頑張ったんだって

ほんの少しだけ
自分の努力の軌跡を
残していき

私は、次に進んでいこうと思う

私の人生は
まだ終わってないから


〜シロツメ ナナシ〜
218

7/26/2025, 4:32:40 AM

『半袖』


この時期は目移り
⋯⋯正直すぎ?

でもそう思う
街を行き交う人達の夏コーデ

半袖⋯⋯そう、
男性陣の腕や血管!
そして女性陣の眼福具合!!

とにかく
―――眼福である

私自身もちょっと好き
肌を見せるのは苦手だけど
彼氏が出来てからというのも
たまにちょっと⋯頑張っちゃう

自慢じゃないけど⋯
彼いわく、
私のスタイルも好きらしい
だから喜んで欲しくで
なんかちょっと⋯頑張っちゃう

彼が喜んでくれるならと
この前のお出かけで選んだ服を着ていく

今日のコーデもいい感じ
だけど途中で彼が、
自分の持ってた上着を
私に着せてくる

? なんで?
特に寒くないけど⋯

「⋯⋯あんま周りに見せたくない」


好きな人に
嫉妬されるのが嬉しい
って、友達が言ってたけど⋯
それが初めてわかった気がする


―――私は、
半袖の彼の腕に
ぎゅっとしがみついて上げた
今年は夏より私たち
暑くなってやるから


〜シロツメ ナナシ〜
217

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