『水たまりに映る空』
大雨降った次の日は
地面が空の鏡になる
子どもがバケツを持ちながら
月を掴む、そんな風に
地面が雲や太陽を
そこに移して捕まえる
晴れと分かって出てきた猫
雲が取りたいその一心
恐る恐ると手を伸ばす
空に向かって第1歩
濡れてびっくり 大慌て
全速力で逃げていく
元気に飛び出す子供たち
空が眩しく下を見る
下にもいるのか太陽は
晴れたら晴れたで大変だ
〜シロツメ ナナシ〜
167
『恋か、愛か、それとも』
あなたがどんなにひどくで残忍で
自分のやることなすことを
言い訳が上手くて
全て正論で返すような
全て正当化するような
全てを人のせいにするような
そんな最低な存在だとしても
それでも私は
あなたを愛してる
きっと今も
色んな理由を見つけては
過去のことを思い出しては
自分のことを全て棚に上げては
私のあらゆる全てをブロックしては
私を恨んで憎んでるのかもしれない
それでもいいよ
それでも私は
あなたを誰よりも愛してる
「そんなあなた」を
私は好きになったんだよ
きっとあなたは今も
たくさんの人に囲まれて
ひとりぼっちの私を影で笑って
幸せな人生を送ってるのかもしれない
実際はどうか分からない
だってあなたは 私との繋がりを
全部ブロックしてるんだから
…可愛い
本当に本当ににくいのか
はたまた
なにか後ろめたい気持ちがあるからか
それは分からない
分からないけど…
たとえば
ブロックって言う行為をしてる
本当に私が気にならないなら
そんなことする必要ないよね?
逃げる必要なんて
何一つないよね?
私は嬉しいよ
だってその行為一つ一つその全てが
「私を想ってのこと」だって分かるから
―――私はもう逃げないよ?
確かにあなたからされた
ひとつひとつの小さなことが
たくさんたくさん罪み重なって
とても辛かったし今も許せない
あなたのやることなすこと全てが
酷いと思ったし、本気で辛かった
だけど、もう大丈夫
私はあなたを赦せるし
今なら私は
どんなあなたであっても
どんなあなたをも
誰よりも愛することが出来る自信がある
次はいつ会えるかな?
あなたの最初の一声はなにかな?
怒りかな?謝罪かな?言い訳かな?
感謝かな?それとも………愛の言葉?
いいよ、どれも嬉しい
だって、私を思っているからこそ
そのどれも絶対に
出てこない言葉のはずだから
いいよ、なんでも話して
私はそれを聞くチカラがある
あなたに話す勇気が湧くまで
私はそれを待つチカラがある
あなたがいま持つその負の感情
私はそれに応える心がある
だから―――
愛してるよ
私は誰より
そんな最低なあなたを
世界で1番、愛してるからね―――
〜シロツメ ナナシ〜
166
『約束だよ』
どんなに矛盾しててもいい
自分も含めて
誰からも理解されなくても
全然構わないから
進んで欲しい
心のままに選んで欲しい
決めて欲しい
あなた自身の意思のままに
全部が全部は
出したくないのはわかる
だけれども、それでも
「あなた」を も少し出して欲しい
我慢に我慢を重ねたから
「あなた」が壊れて
今の「我慢強いあなた」が生まれたのは
それはそれでいい事だけど
「本当の音持つあなた」はどうなるの?
もうあんな人らしくない姿も表情も
二度と見たくはないからさ…
だから、…約束だよ?
もう少しだけ、
「本当の音持つあなた」を出して欲しい
多少きらいになるかもだけど
本気のキライになんて
私はならないからさ
私も「本当の音持つ私」になっていくから
「本音の自分」と
「我慢強くて弱い自分」と
足して2で割るその時に
1番良い自分が生まれると思うんだ
そんなあなたとそんなわたしで
一緒に進んでいきたいな
〜シロツメ ナナシ〜
165
『雨上がり』
走った
どこまでも走った
軽かった
とにかく体が軽かった
かけていく
空に向かってかけていく
晴れている
心がこんなに晴れてるなんて
雨上がり
心の晴れが最高の気分
降っている
空は雨が降っている
雨具は無い
何にもなくてずぶ濡れだ
でもいいの
今生きてる自分が好きだから!
それでいい
悩みを捨てたわけじゃない
持っていく
悩みを小さく折りたたみ
全部は無理
悩み全部は解決しない
だとしても
まだ届く夢も残ってる
だからこそ
まだ叶う願いもあるはず
解き放つ
過去の悩みを精算だ!
そのために
私は生きたいように生きる!
~シロツメ ナナシ~
164
『勝ち負けなんて』
あなたはヒトの勝ち負けを
なにかこころのものさしを
持っていたりは しませんか?
私はたくさん 壊してます
心のものさし 壊してます
日々頑張って 壊してます
いったい何回 壊したか
はてさて何本 壊したか
数えることは 辞めました
だけどそれが 性(さが)だから
比較をしちゃう生き物だから
比べて比べて 優越感
比べて比べて 落ち込んで
比べて比べて 比べ抜き
最後は必ず 私が負ける
比較は必ず 自己敗北
避けて通れぬ道だけど
比較をしたならその数だけ
私は私を愚弄する
気づかず傷つけ過ごしてる
自分で自分をいじめてる
そのこと気づくのずっとあと
心の容器がボロボロに
そこが抜けて使えない
そこまで行って初めて気づく
比較は私を傷つける
どんな世界で生まれても
どんな姿や形でも
どんな道を進んでも
どんな有名無名でも
あなたは同じ価値がある
実感わかない? 私もそう
人からどんなに言われても
同等だとは 思えない…
思えないけど考える
どれだけ優れ 劣っても
どれだけ天地の差があれど
私たちは誰しもが
「同じ時間を生きている」
この真実がある限り
私の命も同等と
そうなのかも?と 極わずか
思うぐらいは 出来てきた
もしも比較の迷宮に
迷い込んだら立ち止まり
自分の心と会議の時間
「勝ち負けよりも大事は何?」
とにかく語り とにかく問う
何度だって問いかけて
何より大事は 自分の思い
心か 身体か 魂が
必ず知ってる幸福論
あなただけの幸せを
その物語を綴って欲しい
それを何度も繰り返し
出来上がってく羅針盤
あなたの心の迷いの森
迷って戻って切り開き
悩んで超えて強くなる
きっと進んでいけるから―――
あなたの思いを満たしてけ
命が終わるその日まで
あなたがもっと 続いてけ!
~シロツメ ナナシ~
163