『誰も知らない秘密』
俺たちの関係は
私たちの関係は
誰も知らない秘密―――
距離をとって
何食わぬ顔をして
気にしてない素振り
口を開けば口喧嘩
でも、本当は―――
――――――――――――――
〇「…ねぇ」
□「…なに?」
〇「あの二人…さぁ?」
□「あぁ…お前もそう思う?」
〇「…だよね?あんたでも分かるよね?」
□「まぁ…だろうなぁ…とは思っちゃう」
〇「あの二人…」
□「恐らく…」
〇・□「「付き合ってる…」」
――――――――――――――
でも、本当は――――
「「自分たちが付き合ってるのは
誰も知らない、秘密の関係…!」」
なお、このふたりが
「隠し通せてない」事実を知るのは
後に このクラスの
同窓会が開かれ
さらに超絶赤っ恥になるのだが…
それはまた、別のお話―――――
〜シロツメ ナナシ〜
51
『静かな夜明け』
暗闇の中 ただ歩く
そこで聞こえる音がある
己の鼓動か足音か
息づかいか耳鳴りか
私は私のわだかまり
あなたはあなたのわだかまり
その人だけの傷を持つ
他人(ひと)には軽く見えるけど
この世で最も「おもい」モノ
迷う場所もみんな違う
それは田舎の細道か
電気の消えた都会の真ん中
誰もいない店の中
静まり返った病棟か
大きな桜の木の下か
あなただけの 迷いの森
静寂の中 朝が来る
あらたな アナタが 目を覚ます―――
〜シロツメ ナナシ〜
50
『heart to heart』
「はい!じゃあもっかい言って」
……す……き……です…
「もぅ全然ダメ〜もっかい!」
…スキデス……
「照ーれーすーぎ!もっかい!」
…す、すきです!
「ん〜 マシになったけどもっか〜い」
…って、まだ言わせんのかよ!
「当ったり前でしょ〜
どれだけ待ったと思ってんの〜?」
…だって…それは…
いつもサラッとしてるから…
「伝わらないあなたが悪い〜
はいもっかい!」
…す、ずっとすきでした!
「ん〜!/// …足りないからもっかい!」
…すまん!俺が悪かったから…
今日は…今日はもう勘弁してくれ〜//////
「だーめ!やり直し〜♪」
あ、あと……この手も…
「ぁーそれは もーっとダメ〜
はーなーさーなーい〜!」
(これ…もしかして長年の仕返し…!?
俺には…俺には効きすぎる…!
照れで死にそうになる日が来るなんて…!)
〜シロツメ ナナシ〜
49
『永遠の花束』
誰もが憧れる永遠
それは探せば探すほど
見つからない
私もそう
今もずっと探してる
だけど見つけたその全て
この両手から少しずつ
こぼれていること無くして気づく
私の大切 人に届かず
探せど探せど見つからず
心に咲いてる花は無し
枯れて萎れて土に逝く
雨降り土踏み繰り返す
いく年月超え今がある
忘れた頃に花が咲く
私の育てた今日までの
花の数だけ種がある
時を超えて全て咲く
心に咲くは夢幻の花束
されど二度と かれること無し
私は探す――次なる種を―――
〜シロツメ ナナシ〜
48
『やさしくしないで』
「大丈夫?」
……別に…
「どうかした?」
……こないで…
「具合悪い?」
……なんでもない…
「何かあった?」
……ほっといて…
「チカラになれない?」
…いい加減にして!!
「……!」
これ以上……構わないで…
もう傷つけたくないの……
……だから…………
「………だとしても…」
……―――、
…お願い……これ以上は
…………やさしくしないで…
――――――本気にしちゃうから
「……じゃあ、そばにいるね」
…………―――――――――!
〜シロツメ ナナシ〜
47