『星のかけら』
この世は無限の大宇宙
無限のかけらが集まって
あなたも一つの小宇宙
かけらがひとつもかけてはならない
かけら全てがあなたを創る
奇跡でこの世に生まれ立ち
無限の未知に立ち向かう
創造、更生、融合、
破壊、転生、蘇生、
これらを無限に繰り返し
毎日あなたは生まれ変わる
こころを燃やせ とはよく言ったもの
あなたのコスモに 火を灯し
今の自分を超えて欲しい
時には外にかけらを探し
あなたの一部になっていく
時にはあなたがかけらを分けて
新たな繋がりできてゆく
私もかけら、小さなかけら
それは流星?それとも彗星?
散り行くかけらに結びます
おもいをそっと、結びます
拾ってくれたその一瞬
「あなたのかけら」に 私がなれたら…
〜シロツメ ナナシ〜
『Ring Ring…』
そのベルは
体のどこかでなっていた
心・頭・魂の
警笛だろうか
喜笛(きてき)だろうか
りん りん りん
リン リン リン
Ring Ring Ring
そのベルに
出なくていいの?
それとも
出たくないのかな?
答えはいいよ
鳴ってる事を
あなたが知ってればそれでいい
なって欲しいベルが
鳴るのをずっと待ってるんだよね?
今なってるベルには
どうしても触りたくないんだよね?
大丈夫
今は ちょこっと
聞き分けづらいだけなんだ
きちんと喜笛は鳴っている
迷い迷って構わない
辿り着ける、その音に
ココロオドルその音に
理想のあなたの、音ひとつ
あなたの中に散らばった
ひとつひとつを繋げてこう
りん リン Ring と
輪になる音
〜シロツメ ナナシ〜
『追い風』
「ねぇ、追い風って
感じたことある?」
追い風?そりゃあるよ
「どういう時?」
まぁ、自転車乗ってる時とか
「他には?」
他? 他は…ぁー…ん〜…?
ゲームで、とか?
ほら、オープンワールドで滑空する時に
風に乗って加速するとか
RPGでよくあるような
時間かけてやっと有利になる展開とか
「あーまぁそれもあるね。他は?」
え他?んー……
…そういや…それ以外は
ないっちゃ無いような…?
「ね?意外と無いでしょ?
あともしあるとしたら、
人生のチャンスぐらいじゃない?」
なんじゃそりゃ?人生のチャンス??
「そう!例えば…ほら、
なんかに挑戦してる時とか
それこそさっき言ってたゲームで
不利な状況がチャンスに変わる時とか」
…言われてみれば、確かに
なにかに挑んでる時に
自分に良い方に進む時じゃないと
なかなか(追い風が吹く)なんて
言わないもんな?
「でしょ?これって大発見じゃない!?」
大発見って…ん〜、でも確かに発見だな
実際にオレは、大してそういうの感じたことないから…言われてみればそうなのかもしれないって…なんか思ってきた…。
「ふっふーん(ドヤッ)」
ちなみになんかある?
そういう追い風感じたこと
「ん?ん〜……」
ん〜…?
「ん〜………自転車の追い風?」
やっぱそんなもんよなぁ〜
「だねぇ〜」
なんか気持ち的に追い風を感じれるようなこと始めて見たいなぁ〜
「あんたじゃどれも向かい風じゃない?」
…おまぁなぁ…、も少しぐらい
俺の追い風になってくれても良くね?
「アタシは追い風と言うより
あんたにおんぶされてる方がいい〜♪」
下ろすぞ?
「あーん!ごめんって〜!」
〜シロツメ ナナシ〜
『君と一緒に』
ずっと
ひとりでいいと思ってた
半分以上が本音だけど
ほんの少しは強がりで
こんな自分の手を引くよりも
君に見合う人なんて
この世にごまんといるはずなのに
それでもこの手を選んだのはなぜ?
この世で誰よりも暗闇にいて
この世で誰にも好かれない人を
わざわざ選んで見つけ出した
…なぜ?…なぜなの?
自分以上に全てに恵まれた君が
自分より育てる価値ある人は大勢いるのに
それでも自分を選んだのはなぜ?
答えは…なかった
いや、もしかしたら
理由なんて
なくていいのかもしれない
もしもひとつあるとするなら
その人は
一人じゃないけど
独りなのかもしれない、と
住んできた世界も
生きてきた時間も違うけど
在り方も何もかも違うけど
根拠の無い自身が湧いてきた
((君と一緒に なら))
〜シロツメ ナナシ〜
『冬晴れ』
ワッセ ワッセ…!
よいしょー!!
…ふぅ、あとひとつ!
寒いからどうしようかと思ったけど
やっぱり干す!
冬用の布団はやっぱり重たい…
持ち運ぶだけでも一苦労
ワッセ ワッセ…
よいしょー!! よし完了!
声に合わせて出る白い息
空気はカラッとしてて
だけど日差しは暖かさを感じ
風はほとんど吹いてない
冬とは言え
布団干しに いい日和
さて…大掃除し損ねたからなぁ…
どうしよう…
ん〜…まぁいいか
とりあえず
普段の掃除プラスアルファ
ぐらいでいっかなぁ〜
その頃にちょうど布団取り込める
いい時間になるだろうから
今日はいつもよりちょっとだけ
お昼寝が楽しみになってきた
〜シロツメ ナナシ〜