NoName

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4/3/2024, 11:22:14 AM

どうせあの子なんでしょ?命を懸けても守りたい、貴方の大切なもの。ものなんて言ったら貴方は顔を顰めるだろうけど。笑 艶やかな髪の毛。近い眉毛。短い中顔面。垂れたまん丸な瞳。ツンとした鼻。キュッと上がった口角。華奢な肩。スラッと伸びた手足。私が喉から手が出る程欲しかったもの。私が毎日毎日、見たくもない鏡の前で何時間もかけているヘアメイク。でも、貴方は5分で準備が終わってしまうあの子ばっかり目で追っていたよね。もしも、もしもだよ?あの子の顔が面影が無くなるまでぐちゃぐちゃになったらどうするの?それでも、貴方はあの子のこと愛し続ける事ができるの?ねえ。早く答えてよ。

4/1/2024, 12:31:31 PM

「ねぇ聞いて。」
「周りの視線が怖いの。私なんか誰も見てないのにね。」
「不安で今日も寝れなかった。」
「自分の容姿が嫌い。容姿さえ良ければ貴方も優しかったのかな。」
「他人の一語一句に勝手に傷つくの。もうやめて。」
「あの子になりたい。なんで私はあの子じゃないの。」
「生まれてきた事が間違いだったよね。」
「今日も薬の過剰摂取したの。汚れててごめんね。」
「 今日も通りすがりの知らない人に容姿について言われちゃった笑」
「私、今日首を吊ろうと思ったの。」
全部、全部嘘じゃないよ。
世界で貴方だけは味方であってほしかったのに。

4/1/2024, 12:11:07 AM

容姿さえ。容姿さえ良ければ。
あの日、私に罵倒した顔面至上主義の貴方も手に入れられたかもしれない。