たいらしん

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7/3/2023, 2:59:37 AM

「日差し」
暗闇の中のような生活をしていたが
ある時期からネット販売をはじめた
そこで
幸福の向日葵
ってタネを売り始めたら
異常な程に売れまくった
この向日葵は
あなたを幸福な方向に導きますと
え?
殆ど同じ方向に向くじゃない?
いやぁ
みんな色々な場所に飾りますから
まぁ結局は
日差しがある方へ
向かいますね。

6/30/2023, 3:06:34 AM

「入道雲」
この小さな村で
日照りが続いている
昔のように
雨乞いすることもなく
近くの川も痩せこけ
ただ遠くの空に浮かぶ雲を眺めていた
入道雲かぁ〜
あの中にたくさん水があるのになぁ
そう思いながら天を仰ぐと
目の前が真っ白になり
あれ?立ちくらみか?
と次に目を開けた時
高いところから村が見下ろせる
俺は入道雲になったのだ
うそだろ?
え?
ちょっと感想を言いたいところだが
俺じゃない俺の感情が凄まじい
村にひと雨降らせたい
僅かにコントロール出来るが
感情が邪魔をしてるのか
既に決められたルートから
俺が外れようとしてるのか
今にもぶちまけそうになる体を抱え
なんとか村の真上にくると
大量の水をぶちまけた
その瞬間
目の前が真っ暗になった
だんだん明るくなり
俺は川になっていた
心は穏やかだった。

6/29/2023, 10:51:10 AM

「夏」
おまえがさ
もうそんな季節かぁって言うから
夏だよなぁ〜って思い出したよ
Tシャツが体にへばりつくような暑さで
って歌詞
タイトルが思い出せないけど
暑いってことうまく表すよね
要はさ
暑くて暑くて
自然に汗が吹き出て
嫌でもTシャツが肌に密着しちゃう
って感じの暑さだろ
なんか流石!って感じ
あれ?アイツは?
いつの間にあんなに高い所へ
お〜い
桜井!
ちょっとまってよ。

6/28/2023, 5:42:34 AM

「ここではないどこか」
俺はずっと考えている
毎日のお題に
文章を組み立てる
うまく浮かんでこない時
一瞬で物語のあらすじが浮かぶ時
全然浮かんでこないし
降りてもこない
落ちてくるわけもない
それでも絞り出す時
自分の薄っぺらさに気付く

時々出来上がった文章を読み返し
段々自信がなくなる
結局自分が面白くない
タイムオーバーでアップ出来ず
この文章たちの行き場は
ここではないどこか
どこにアップ出来るのやら

6/23/2023, 10:32:19 PM

「子供の頃は」
確かにそんなことは
全然考えてないよ
たばこを吸うような人に
俺がなるって思ってないよ

一度習慣化すると
それは喫煙者になる

吸わない自分を思い出せない
汚れてない体って大事なんだなぁ
刺激が記憶なることが多いが
まだ経験していない状態を
どこで切り取るかも分からないけど
それを記憶として残す

一度汚れてしまうと
もう懐かしいってならない
自分の体なのに
これが自然体なのかなぁ
って想像するって変な感じだ

純粋って理解出来るけど
もう体感出来ない
こんな俺も純粋だったんだろうなぁ
子供の頃は。

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